子どもは高校の美術コースに入学したものの、
親としては、卒業時にかならず美大にいく必要はないと思っていた。
地方在住で、コンクールなどの入賞経験もない。
才能があるのか、ないのか。
高2の終わりまでガッツリ美術を勉強してみて、
付属大学の美術学部に進んでも良いし、
他にやりたいことが見つかれば、
スパッと方向転換するのも良いと。
覚悟が決まっていなかったともいえる。
そんなところへ、子どもが東京G大に行きたいと言いはじめた。
日本最高峰、美術門外漢のわたしでも知っている大学である。
正直、寝耳に水もいいいところ。
ちょっと調べたらG大の先端は、
有名な油画や日本画より入試時の倍率は低いが、
それでも狭き門であるには違いない。
なにより何をどう勉強したら合格するのかさっぱりわからない。
すっかり思考停止。
しばらくしたらまた志望も変わるかとも思い、
ひと月ほどはそのまま放っておいた(笑)。