子どもはコロナ禍の洗礼をもろにうけた学年で、
入学式なし、6月から登校開始。

オンライン環境が整わない学校だったので、
対面授業をおそるおそる。
すべての行事が中止になり、お弁当も黙食で、
友人たちとワイワイ食べるなんてできなかった。

進路指導もおそらく例年より遅く、
二学期の終わり頃から、先生方がパワポなどで、
いろんな美大の紹介をする時間が始まったらしい。

その中で、出逢ってしまったようだ。

もう三学期に入っていたのではないか。
記憶が曖昧だが、こんなことを言っていた。

「行きたい大学を見つけた。
東京G大の先端芸術表現科」。

センタンヒョウゲンカ?
母の脳内はハテナマークで溢れた。