シヌミニョ 愛のかたち ④
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部屋のドアを叩く音で泣きつかれて寝てしまったミニョは目が覚めた。
慌ててドアを開ける。
「おはよう。ミナム~朝だよ♪」
「ジェルミ…」
元気なジェルミが勢いよく入ってきた。
「ほらっ、早く着替えて行こうよ」
「わかったから、出てって」
「え~なんで」
このとき、ミニョはミナムになって合宿所にいた。
泣いていたのもあるがシヌはすぐミナムじゃなくミニョだと気がついたのでミニョとしていつも対応するがジェルミはいまだに入れ替わってもミナムとミニョの区別ができない。
「なんでもです」
「ジェルミ!大変だマ室長がジェルミのアイスを全部食べようとしてる」
「え~っ!シヌヒョン知らせてくれてありがとう」
大好きなアイスを食べられたら困るとシヌの横を横切り走ってミナムの部屋から出ていった。
ジェルミの前で着替える訳にいかなかったのでミニョは安堵した。
「シヌヒョン!マ室長なんて居ないじゃん~」
大きな声がキッチンから聴こえらる。
「ジェルミ、朝からうるさい」
イライラしているテギョンの声も聞こえてきてシヌとミニョはお互いに目を合わせて笑った。
「ミニョは笑ってた方がいいよ。これから仕事だから…ミナム」
「はい、仕事に集中します」
「ムリは…するなよ」
「大丈夫です。昨日、泣きましたから」
やっぱり、頼ってはくれないのだと感じながらシヌは着替えるミニョを置いて喧嘩をしているだろうテギョンとジェルミを止めに行った。
「シヌヒョン…」
閉じられたドアの方を見て呟いた。
テギョンから別れを言われ、結婚すると聞かされた時に泣いて居たときに傍にいてくれた。
今もジェルミを遠ざけてくれた。
考えてみたら辛いときや泣いているときなど困ったとき傍にはいつもシヌがいた。
「なぜ…そんなに私を気にかけてくれるのですか?」
だいぶ前からミニョはテギョンしか考えられなくってシヌの告白に答えることができないとハッキリと告げた時から変わらない想いだとおもっていた自分の気持ちに戸惑いを感じるようになっていた。
テギョンもそれを何処かで感じていたのかもしれない。
「ミナム!早く着替えて出てこい」
テギョンがドア越しに言う。
すれ違う想いがそれぞれを苦しめていた。
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新年、明けましておめでとうございます♪
今年は亀更新のシヌミニョからのお話になります。
今年もヨロシクお願いします♪
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