シヌミニョ 愛のかたち ③
★
紅茶の後片付けをシヌがしているとテギョンが近づいてきた。
水が入っている冷蔵庫を開けながらテギョンはシヌに問いかけた。
「ミニョと何を話していた?」
水のキャップをはずし、一口飲んだころに返事がくるとおもっていたテギョンはシヌが答えないことにイライラし始めた。
「シヌ!」
「テギョン…聞こえているよ」
「もう一度聞く、ミニョと何を話していた?」
「ほらっ」
シヌはポケットから飴をとりだし、テギョンに投げた。
反射的に受けとる。
「飴?」
「なめたらわかるよ」
シヌはテギョンを真っ直ぐに見た。
「俺は自分で用意した飴しか食べれないぞ」
「大丈夫、アレルギー物質は含まれってないはずだから」
「そんなことを聞いているのではない。飴の話だけしたのか?」
「その飴なめなよ」
テギョンはシヌが飴をなめない限り話をしないことを悟り口の中に飴をいれた。
「まずっ!な、なんだこの飴は」
「ミニョが泣いていたんだ。テギョンもそのくらい、耐えろよ」
「…俺はミニョと別れる」
不味い飴を噛み砕き、水で流し込む。
「意味がわからない」
「理解しなくっていい」
「ミニョを泣かすなと約束したはずだが?」
「シヌには関係ない」
関係ないと言われシヌから微笑みは消えテギョンを睨んだ。
では、関係ない俺を巻き込まないでくれ!と叫びそうになるのを耐えて言う。
「そうだな!ミニョとテギョンの問題だよ」
「だが、ミニョの傍に居ることは許してやる」
「テギョン?おまえ、何を言っているかわかっているのか?俺はふられているんだぞ」
「大丈夫だ。 問題ない」
「だったらなぜ、そんな表情をしているんだ」
シヌはテギョンの辛そうな顔を見てしまった。
テギョンは話しは終わったと自室に帰って行った。
シヌはミニョがまた泣いているのではないかとミナムの部屋で寝泊まりをしているミニョの元へ行こうとした。
しかし、深夜遅かったのでドアを叩くことはなかった。
ミニョは泣きつかれてベットで丸くなって眠ってしまっていた。
「ミニョ、泣くな。俺が傍に居るよ」
しばらく、ドアの前に居てそう伝えたいが伝えられない辛い顔をしたシヌは自室に消えて行った。
★