新大阪発の新幹線の隣座席に座った女性、おもむろに試験問題を取り出して確認を始めた。
マークシートと想像できる設問に選択した鉛筆のあと。皮下注射という文字や薬の名前らしきものが見え隠れ。
見えそうで見えない表紙がやっと読めたと思えば「薬剤学」。
カバンには数多くの付箋を貼った自作ファイル。取り出した全体の字から「MR認定試験」がはっきり見えた。そうか、企業人なんだな。
東京モーターショーや繁華街で着飾った年頃の女性を見たばかりの目には、カラーもせず束ねてそれが乱れてかなりざんばら、化粧気のない彼女の終始悩んだ様子は、これから仕事をキャリアアップしていく大変さと、気迫を感じた。
私たちの時代と違って今の女性の道は多種多様、でも本質は同じ、適材適所、時局を見る。がんばれ、これからのあなた![]()
「MR試験だったの?」と聞くとにっこり笑った笑顔がキュートでした。