被災したらどの様に食品を食べ進めたらよいでしょうか?
「非常時だ!」
と言って真っ先に非常食を食べると
他の食糧が腐って食べれなくなる
恐れがあります。
どのタイミングで何をどの順番で食べるか?
考えてみます。
被災直後: 広域避難場所での非常食
広域避難場所などに一時緊急避難した場合は、
まずは避難袋に用意した「調理無しで食べられる非常食」を食べましょう。
これにより、すぐにエネルギーを補給でき
体力を維持することができます。
一般的な非常食はこの時に食べるイメージです。
被災後数日: 家に戻ってからの食品管理
ここからが、想定しておかないと
その時になって困る事になります。
避難場所や避難所から家に戻り、食品が取り出せる状況だった場合は
以下の順序で食べ物を消費します。
- 冷蔵庫の食品:冷蔵庫の食品は腐りやすいため、まずこれを優先的に消費します。
- 冷凍庫の食品:冷凍庫の食品は冷蔵庫の食品よりも長持ちしますが、停電などで冷凍機能が低下すると腐敗する可能性があるため、次に消費します。
- 備蓄保存食:最後に、長期間保存できる非常食を消費します。これにより、非常時でも食料を無駄にせず、効率的に管理できます。
冷蔵庫や冷凍庫の食品を先に食べる理由
- 腐る前に食べる:停電などで冷蔵庫や冷凍庫が使えなくなると、食品が腐りやすくなります。腐る前に食べることで、食べ物を無駄にしません。
- 食糧を温存:備蓄保存食は長期間保存できるように作られています。冷蔵庫や冷凍庫の食品を先に食べることで、備蓄保存食や非常食を後で使えるようにしておきます。
- 栄養を確保:冷蔵庫や冷凍庫には新鮮な食品が多く、栄養価が高いです。これらを先に食べることで、健康を保ちやすくなります。
これらの理由から、
被災時には非常食より先に
冷蔵庫や冷凍庫の食品を食べることが大切です。
これで、非常食を先に食べたばっかりに
冷蔵庫の食品が腐って食べられなくなり、
腐ったものの処分に困る事も無くなります。
また、
被災時に作り置きなど、普段食べている物が食べられたら
ほっと落ち着く事が出来るので、
子供など、不安から遠ざける事が出来ます。
超巨大地震では救助も支援も来ません。
給水車も救急車も来ません。
「3日~1週間」の防災対策を越えた
数か月~年単位の被災生活を考えます。
通常、「3日~1週間」で救助と支援が届き
被災生活→復興生活になりますが、
広範囲が被災地となる超巨大地震では
ずっと被災生活が続きます。
救助も支援も届かないのです。
そんな中、
支援も無い状態で備蓄も尽きて
どう生き延びるか?
一緒に考えませんか?