WOWOWオンデマンドにて『反撃のレスキューミッション』(全3話)を見終わりました。
本作は元SAS隊員(特殊空挺部隊=イギリス陸軍の特殊部隊)のクリス・ライアンによる小説を原作としています。
主人公は元特殊部隊の隊員ジョン・ポーター(リチャード・アーミティッジ/声:津田健次郎)。
2003年の人質救出任務遂行中に、少年兵と遭遇した彼は少年を撃つことが出来ず、その後仲間が撃たれて死んだことで責任を感じ軍を去ることに…。
イギリスで新しい仕事を探しますが、いい働き先が無く、家庭でも妻や娘と上手くいかず、家族の関係が悪くなります。
妻は娘を連れて実家に帰り、とにかく仕事に就かなければ…と望まぬMI6の警備員となります。
ちょうどその頃、テレビである少年を見かけます。
それは2003年のあの時殺せなかった少年でした。
元大臣の娘で報道記者のケイティ・ダートマスが誘拐される事件があり、その誘拐犯にあの少年が加担していると知り、いてもたってもいられず今はMI6でセクション20のチーフをしている、2003年の任務時に一緒に行動していたヒュー・コリンソン(アンドリュー・リンカーン/声:村治学)に復帰を申し出ます。
ケイティを救い出すためにジョンはヒューの部下のレイラ・トンプソン(ジョディ・メイ/声:本田貴子)や特別諜報部員のダニー・プレンディヴィル(シェリー・コン/声:北西純子)の力を借りながら、決死の任務に当たるのですが…。
各話、ジョンは誰かしらを救出する任務(ただ救出するというだけではないのですが…)に当たるのですが、一話目のお話のあの2003年の仲間が死んだ出来事にはジョンに近い人物が関係しているのでは?と、続きの二話、三話目でその真相にも迫る内容となっています。
主人公のジョンは家庭にいる時よりも、任務を遂行しているときの方が正直生き生きして見えて、ちょっと微妙な気持ちになりました(「家族のことはいいの?」と)。
ジョンのことで色々と気をもんでいた奥さんは突然に亡くなって気の毒でした。
この後もジョンはきっと活躍するんだろうなぁと思わせるラストでしたが、同時に色んな所から命が狙われるんだろうなぁと匂わせる終わり方でした。
ヒューを演じたのは『ウォーキング・デッド』でお馴染みのアンドリュー・リンカーン。
都会にいる時とは目の色が違う感じのする主人公のジョン。