Tverにて『男女7人夏物語』(全10話)を見終わりました。

無料配信されていたので、懐かしくなって見ましたがやっぱり面白いですね。

タイトル通り男女7人の交錯する恋模様?を描いた作品です。

 

旅行代理店でツアーコンダクターをしている今井良介(明石家さんま)がある朝目覚めると、見知らぬ女性がベッドで寝ていて、訳が分からなかった良介は商社に勤める親友の野上君章(奥田瑛二)に電話をして昨夜のことを聞くと、たまたま出会った神崎桃子(大竹しのぶ)と良介が意気投合して部屋に泊めた、ということがわかります。

翌朝、二人とも前日の記憶がなかったために良介と桃子は言い合いになって別れます。

 

桃子はノンフィクションライターを目指して、フリーのライターをしているのですが、仕事で書いた記事の一つが、独身男性を特集したものがあり、それを聞いた友人で株式トレーダーの朝倉千明が、最近男性との不倫を終わらせた友人でカメラマン助手の沢田香里(賀来千香子)に引き会わせたいから「一番を連れてくるように!」と言います。

 

もちろん千明は一番いい男という意味で言ったのに、桃子は勝手に1番目の男だと思い込み、その1番目に取材した結婚式場で働く大沢貞九郎(片岡鶴太郎)に誘いの電話をかけます。

香里のことが気になる千明とやはり友人の野球場でウグイス嬢をしている椎名美和子(小川みどり)も待ち合わせのビアホールに向かい、桃子は仕事で遅れて行くことに。

桃子以外は相手の顔を知らないので香里の相手が誰なのか、みんな興味津々です。

 

一方、一人で行くのが心配だった貞九郎も良介と野上を連れて行きます。

こちらも貞九郎以外は桃子のことを知らないので一体誰が来るのか品定めしています。

そこに、遅れてきた桃子。

貞九郎と挨拶を交わしますが、相手が貞九郎と知ってあからさまに落胆する香里。

そして香里は貞九郎よりも一緒にいる野上がいい、と言い出します。

誰がいいか、互いに勝手な取り決めが始まりますが、良介と桃子はこの間の相手だと、お互いの存在に気づいて…。

 

このドラマでは本当にさんまさんとしのぶさんのセリフの応酬が素晴らしくて夫婦漫才みたいでした。

鎌田さんの脚本は男女の細やかな心の機微や、お互いへの割り切れない感情が見事に描かれていて、毎回見ているこちらがハラハラしました。

 

千明を演じた池上さんは本当にカッコよかったです(ルックスだけでなく、千明の性格がすごく魅力的でした)。

その千明を好きな貞九郎を演じた片岡鶴太郎さんも、とてもチャーミングな存在で、いじけると部屋の電気を消すシーンはツボでした。

 

千明と良介が付き合うようなり、香里と野上も付き合うようになりますが、色々あって良介は桃子と恋人同士になります。

でも、二人の幸せな時間は長く続かず、桃子が仕事でアメリカに行くことになり、見送りに来た良介に桃子は空港でさよならのキスをします…。

 

このお話の続きは『男女七人秋物語』に引き継がれます。

 

 

 

左から野上、貞九郎、良介。

 

桃子と良介。さんまさん、カッコいいですね。