『5時から7時の恋人カンケイ』(2014年アメリカ)を見終わりました。

 

脚本:ヴィクター・レヴィン

監督:ヴィクター・レヴィン

出演:アントン・イェルチン/ベレニス・マーロウ/オリヴィア・サールビー/ランバート・ウィルソン/フランク・ランジェラ/グレン・クローズ/エリック・ストルツ他…

 

この作品は日本では劇場公開されなかったようです(勿体ない…)。

物語の舞台はニューヨーク。作家志望の24歳の青年ブライアンはある日、屋外で喫煙するとても美しい33歳のフランス人アリエルと出会います。会ったその時から互いに惹かれあった二人。

 

それから何度か一緒に喫煙し、互いの話をしますが、ブライアンが誘っても夫と子供のいるアリエルは誘いに乗りません。

ブライアンがあきらめかけた時アリエルから思わぬ提案があります。

「平日の夕方5時から7時の間だったら、夫の了承済みで関係を持てる」と。(アリエルと夫のヴァレリーはオープンマリッジなんですね。)

その言葉に驚き、今度はブライアンが申し出を断りますが、ずっとアリエルのことが気になって仕方がありません。

 

それから3週間は二人は会っていませんでしたが、やっぱりアリエルのことをあきらめきれないブライアンはアリエルの元へ向かいます。

平日の夕方5時から7時、二人は何度も愛し合います。

会うごとにアリエルへの思いを増すブライアンは真剣な付き合いをしたいと思うようになります。

そんな中、ある日アリエルの自宅に招待され、戸惑いながらも向かうと、出迎えてくれた可愛い子供たち。

そして、関係性をわかっていながら笑顔で迎え入れてくれたヴァレリー。そしてヴァレリーの彼女(夫も不倫してたんですね…)。

 

その後ブライアンはアリエルを両親に紹介しますが、アリエルが人妻と知って複雑な思いに駆られる両親。(父親は否定的、母親は息子の意思を尊重しようとします)

 

ある日、ブライアンの書いた小説が雑誌「ザ・ニューヨーカー」に掲載され、優秀作品賞を受賞することに。

授賞式にはブライアンのほかに、両親、アリエル、ヴァレリー、そしてヴァレリーの彼女のジューン(ジューンは出版社に勤めています)が出席し、ジューンの上司にブライアンを引き合わせます。

 

何事も順調に進んでいるかに見えましたが、ブライアンがあることをしたせいである日、アリエルとの関係が突然に終わってしまいます…。

 

 

自分がオープンマリッジに否定的なせいか、正直あまり共感できないところもありました。

(人が人を好きになるのは理屈じゃ割り切れない、というのもわかるのですが、誰かしら不幸にしている気がして…)

 

お互いにずっと思っていても、別々の道を進んでいくアリエルとブライアン。

でも、数年後に再会したときの二人のあの表情が全てを語っている気がします。(私がヴァレリーだったら「ムキーッムキー」ってなりそう、もしくはショボーン

 

 

 

 

惹かれあうブライアンとアリエル。

 

なんか素敵ですね。雨の中…。

 

ブライアンの両親(胸中は複雑です…)。

 

アリエルとヴァレリーの家に招かれたブライアンとジュリー。