AmazonプライムVIDEOにて『Fleabag フリーバッグ』S1、S2(共に各6話)を見終わりました。

 

1話約30分のイギリスのコメディードラマで、エミー賞も受賞した作品です。(主人公を演じたフィービー・ウォーラー=ブリッジは制作総指揮、監督、脚本も務めています)

 

主人公のフリーバッグ(フィービー・ウォーラー=ブリッジ)はロンドンで暮らす30代前半の独身女性。

今は一人でカフェを経営していますが、全然お客が入らず、たまに来たと思ったお客?も店のWi-Fiが使いたいだけで注文を聞いても「いらない」の一点張り。(←こういう人は退店してもらっていいと思うのですが…)

 

私生活では一緒に暮らすハリー(ヒュー・スキャナー)という彼氏がいましたが、彼氏がいながらかなり自由奔放で身勝手なフリーバッグに耐えきれなくなって出て行ってしまいます。(フリーバッグは性に奔放で、皮肉屋で、「やってはいけない」をやってしまう女性なのです…)

 

彼女には心に深い傷があってそれは親友のブー(ジェニー・レインスフォード)が自殺(本人は本当に死のうとは思っていなかったみたいですが)してしまったことです。その原因は付き合っている彼氏の浮気で、相手は誰かわからず苦しんで、彼氏に振り向いてもらおうと道に飛び出し撥ねられたのです。

そしてその浮気相手こそがフリーバッグだったのです。そのことがあって、余計にハチャメチャな行動・言動を繰り返すフリーバッグ。

 

彼女を心から心配してくれるのは姉のクレア(シアン・クリフォード)だけ。

クレアは超がつくほどの完璧主義者で、ちょっと強迫神経症っぽいところのある女性。

夫マーティンと前妻の子供と暮らしていて、バリバリと仕事をこなすキャリアウーマンです。

しょっちゅう口げんか(たまに手も出る)をする姉妹ですが、お互いを思いあっています。

 

フリーバッグの父親(ビル・パターソン)は前妻が亡くなったのちに彼女の親友だった女性と一緒に暮らしています。

その女性は画家なのですが、とても自己顕示欲の強い女性でいつもフリーバッグの神経をイラつかせています。

言動、行動でいつもフリーバッグをいたぶるので、フリーバッグもお返しとばかりに代母(オリヴィア・コールマン)が大事にしている銅像(小ぶりな)を盗んで、義理の兄に売りつけたりします。(この銅像はあとあとまで話に絡んできます)

 

真剣な付き合いを避けてすごくルックスのいい男性(ベン・オルドリッジ)や、姉に紹介された弁護士と割り切った関係をしていましたが、ある時、本当に心から惹かれる男性に出会います。

でもそれはよりにもよって神父(アンドリュー・スコット)だったのです。

お互いに強く惹かれあう二人ですが、神父は神と契約した身。

はじめは神父の方が一線を引いて、その先に進まないようにしていました。

でも思いはどんどん募っていき、ある時とうとう抗いきれない思いに駆られて一度だけ体の関係を結んでしまいますが、その後神父はある決断をするのです…。

 

正直、神父さんには「神」よりも、女性との「愛」を取ってほしかったなぁと切なくなりました。

姉のクレアも大きな決断をした後、フリーバッグやクレアがどうなったのかS3がとても楽しみです。

 

 

主人公のフリーバッグ。

 

クレアの夫で義兄のマーティン。大酒飲みで浮気性なとてもゲスイ男。でもクレアの心の奥底を誰よりもわかっている人物。

 

父と代母の暮らす家に行き、まさに銅像を盗もうとしているところ。

 

親友ブーが可愛がっていたモルモットを仕方なく面倒をみることになるフリーバッグ。(店内モルモットのグッズだらけです)

 

クレアの会社のパーティーの仕出しをすることになったフリーバッグ。

 

父親と暮らす女性はフリーバッグとクレアの名付け親(ゴッドマザー)でした。ものすごい感じの悪い人。

 

フリーバッグとクレアの父親は、完全に代母の尻に敷かれています。

 

とってもお似合いの神父とフリーバッグでしたが…。