AmazonプライムVIDEOにて『アイ・ラブ・ディック』(全8話)を見終わりました。
1話30分で計8話と短いお話ですが、不思議な味わいの作品でした。
年の離れた夫婦クリス(キャスリーン・ハーン)とシルベール(グリフィン・ダン)は、NYからテキサス州マーファヘ移り住みます。
そこには有名アーティストで広大な敷地でアート活動をしながら、アーティストたちを支援している謎めいた男ディック(ケヴィン・ベーコン)が主催する研究所があり、そこの滞在資格をシルベールが得たからです。
シルベールはホロコーストの研究をする学者、クリスは映画監督(実績はない)で、夫婦はしばらくセックスレスでした。
そんな二人がディックを誘って食事をするのですが、カウボーイハットにジーパンにブーツ…という姿のディックの放つフェロモンに魅了され、その頃からクリスの妄想が膨らんで、ディックとのセックスを綴った手紙を書きだします。()
ある日、その手紙は夫の知ることとなりますが、二人はケンカをするどころか、性生活が復活します。(ディックへの手紙のおかげ?)
でもクリスの暴走が激しくなって、危うさを感じたシルベールは冷静になるように諭しますが、勝手にこじらせていくクリスはある日、その手紙を町中に貼り付けてしまうのです。(完全にヤバい人ですよね)
その手紙は町中の人が読んで、ディックはさらし者状態に…。(現実には何もしてないのに…)
ディックからは町を出て行くように言われたシルベールはクリスとケンカをします。(そりゃそうですよね。奥さんが暴走したせいで自分の仕事がふいになるのですから…)
このまま夫婦仲が終わるかと思われましたが…。
始めの頃はクリスの一方的な感情にただただ迷惑していたはずのディックがいつの間にか、クリスに影響を受けている姿が何とも言えません。
浮気されそうになっているシルベールもディックに魅了されていましたね。(嫉妬しつつも…)
あの終わり方は続きを作る予定だったのでしょうが、打ち切りとなったようで、残念です。
この作品はかなりセクシャルな話題に触れている作品なので、好き嫌いは別れる気がしますが、私はクリスにイライラ・ハラハラしながらも面白く見ました。
このタイトルってやっぱり下ネタ的な意味もあるのかしら…
ディックを招待して食事をするシルベールとクリス。
すごい色気を放っているディック。
冷めてた夫婦仲も燃え上がるシルベールとクリス。
わざわざディックのそばによって、少し体に触れようとするクリス(もう、ヤバすぎて見ているこちらが恥ずかしい…)
クリスが書いた手紙を拾って、勝手にアート活動しようとしているデヴォン(ロバータ・コリンドレス)