2015/3/26(木) 午前 11:47の感想です。(Yahooブログから移動しています)

 

 

「マーチランド 亡霊の家」

を見ました。全5話からなる物語で、ある少女の死とその少女がいた家で暮らす3つの家族の物語です。

 

過去と現在が交錯して描かれているので、すぐには内容がわからなかったのですが、見ていくうちに、少女に何が起こったのかがわかります。

 

1つは少女アリスとその家族。

アリスはある日、突然に消えてしまいます。

近くにある池に落ちた模様で、そのせいでアリスの父親と母親、父親の両親の間が気まずくなっています。

そして、アリスの気配を感じる母親は、アリスの幻を追い続けマーチランドを出ていくことができません。

 

2つ目はその後の(80年代)その家マーチランドに住み着いた一家。

両親とそのこども(兄と妹)が暮らすその家で、妹の前にアリスが現れます。

少女にしか見えないアリスのせいで、両親に病気だと思われ、家族間がとげとげしくなっていく中で、徐々に父親は娘の言うことを信じるようになります。

 

3つ目は現在で、マーチランドに以前住んだことのある男が身重の妻とその家に住みます。

ステキな壁絵があるその家、その絵に描かれた少女アリス。

妻は産んだ子供にアリスと名付けます。

そのあと、妻は何かしら不思議な存在を感じるようになります。

 

アリスは何故亡くなったのか、幽霊となったアリスは何を言いたいのか?

ホラータッチで描かれていますが、そこに描かれているのは家族の形で、とても救いのあるラストとなっています。