すごーく久しぶりに、大きめの図書館に行ってきました。
子供の本を借りるときは、近所の公民館兼図書館みたいなとこしか行かないから、蔵書の多さにときめきました(笑)。
(軽めの)音楽理論の本とか、いろんなアーティストの曲がのってるバンドスコアみたいなのがないか探していたのですが、立ち読みからすごい時間を食ってしまい、とりあえず4冊を確保。
ブルースハープの入門書を手に取ってみたが、チラ見の段階で口の中にツバが溢れてきそうだったので、そっと棚に戻した(笑)。
別冊宝島
「音楽誌が書かないJポップ批評」の
53:TMN&小室哲哉“ポップス神話創生”
56:JUN SKY WALKER(S)と青春ロック80’sの大逆襲!
両方とも関ジャムを見た影響と言えば影響(笑)。
TMN→KOMUROファミリーまで、バンドブームも同じ※世代っちゃあ、世代だけど、相反するブームのような感じだったかなぁ…と思っていた。
(※レイト80からアーリー90)
いろんなコラムニストの文の寄せ集めだったけど、面白かった。
小室さんって、ピアノは独学なのね。譜面も読めないし、書かないし。
耳でコピーして覚えたそうだ。
意外~!子供の時からバリバリのピアノ少年だと思ったわ。育ちの良い。
ジュンスカの方は、私の青春爆発本でした。
のっけからある音楽ライターさんのお仕事遍歴のページがあって、そこにあるライブチケットに釘付け
BUCK-TICK SEVENTH HEAVEN TOUR “FINAL”
89年1月19日 日本武道館
なんとっ!これ私・・・前の日の18日に行ってました。・゚・(ノД`)・゚・。
懐かしくて泣いちゃう・・・。
まず「ディスクガレージ」っていう言葉と、このチケットのデザインで泣ける(笑)。
そして「\3,000」っていう価格設定に泣ける(爆)。
そっかそっか、昔は安かったんだよ…。チケット代。
だから、あんなに行ってたんだよな。高校生の分際で。
とにかく西も東もライブライブライブ!の時代でした。
このライターさんのスケジュール表も、ライブご招待の予定でびっしり。
あの時代ってキラキラと眩しくて、
どこか猥雑で、まさに
『NANA』の世界そのもの!
っていうコラムのコピー。
NANAそのもの・・・かな?いや、NANAの方が圧倒的にオシャレだと思うが(爆)。
本としてはこっちの方が(私的に)読み応えあり。
で、ジュンスカと言えば、やっぱりブルハなんですよ。あの頃は。
私、もちろんブルハは聴いてたし、曲も知ってるけど、そんなに入れ込まなかった。
もしかしたら、ジュンスカがいなかったら、ブルハにハマっていたのかもしれない。
自分でもその理由が分からないんだけど・・・。
ジュンスカのギタリスト、純太曰く
「ユーミンのメロディを、ラモーンズの演奏に乗せる」
ブルハだったら、(主調:Cとして)絶対AmのところをA7とかのメジャー・コードに拡張して、グシャグシャに潰れていく残響の世界が吊り上げられていく・・・
なんか、わからないような、なるほど・・・とも思うような・・・。
後半のコラムで
「青春の商品化」というワードに、グサっと来た。
軒並み、バンドブームの頃のバンドが再結成をして、ライブをやるのが、ここ数年でよく見られたけど。
わかってる。自分でも。
回顧厨という言葉があるように。まさに、そうでしょ!と言われたら、ハイそうですとしか言えない(爆)。
わかってるけど、それを『商品』と呼ばれることに、なんか落ちますな。
レイト80’s“ネオ懐メロ”レビューという特集の中から。
レベッカ「フレンズ」 3位:30.7万枚
ザ・ブルーハーツ「TRAIN-TRAIN」 5位:26.4万枚
男闘呼組「DAY BREAK」 1位:69.3万枚
シングル1枚売り、の時代ですよ。もちろん。
それでもジャニーズってやっぱり売れてたんだなって思う(汗)。
TRAIN…とかフレンズって、今の若い子でも知ってるのがすごい不思議だったんだけど、DAY・・・を口ずさめるティーンエイジャーははたしているのだろうか。
なんか怖くなったわー。この数字見て。
今の曲を10年後、20年度に私は口ずさんでいるのかしら。
『バンド臨終図巻』
すごいタイトルです(笑)。こちらも読みごたえたーっぷり。
序章より
世のバンドの多くは、解散の理由を「音楽性の違い」という言葉をもって表わそうとする。
もちろん、それが多くの場合、嘘であることを誰もが知っている。
「世の“音楽性の違い”を理由に解散するバンドの9割は、金か女でもめて解散している」
そしてこれは誰もが暗黙の了解としているところだろう・・・。
ビートルズの解散理由が、一番文字数が多かった。
あの人があの人の横に並ぶ事がなかったら、あの人とあの人はずっと上手くやっていたのかな。
「金」の理由で、解散したグループは多かった。
えっ!あの人がこんな「金」発言してたのっていう人もいた。
関ジャムに出ていたグループの解散理由も、のっていた・・・。
Pさんのところは、Vo.が「これからは大人の女性としての音楽とやっていきたい」
Gu,が「まだまだトガっていたい(意訳)」で分裂。
プロデューサーが早々に本人たちの演奏のレコーディングに見切りを付けたとかで、CDの音源はスタジオミュージシャンに託していたそうな・・・。
Kさんのところ(大所帯)は、映画が大コケ・・・借金。ああ、そうだ、そんなこともあったよね・・・。思い出した。ジャムのトークが妙に生々しくなってしまったのも、そうだったそうだったと思い出した。
夢を壊したところで(笑)。
最後、これ!
現役ミュージシャンたちが、「ギターで初めて弾いた一曲」を紹介する本。
ある一定の年齢の人までは絶対的な一曲が
ベンチャーズの「パイプライン」
それ以降は、フォークかな。かぐや姫とか?
それ以降は、BOOWYが多かった。
TOKIOのリーダーがBOOWYのJUSTY(出だし一発C)を初めて弾いて。
「ジャーン!(とCのコードを弾いたところで終了)」に爆笑。
つまり、Cのコード一コだけを覚えて、もう曲弾いちゃったけどって言う話。
ああ、でもあのJUSTYのジャースティー♪の一発をジャーンと弾いてやったった感になる気持ちはわかるわ(笑)。
この本の続編が出るとして、もうちょっと載ってる人たちが若年化すれば、ゆず、スピッツ、ミスチル御三家になりそう。
おまけ:
図書館で借りてきた本って、かならず前に借りた人の貸出票が挟まってるよね(笑)。
この貸出票の中の一冊のタイトルに心惹かれたわ。
↓
今、とっても旬の(自分の中でw)サンボマスターの著書なのかしら?
「美しき日本語ロックの道と光」
惹かれるー!借りたいー!
探してきます!
“日本語”のロックが好き!