観劇「if or・・・Ⅵ」 | ∞ Virgo × Virgo ∞

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ふまえて渋谷 (・_・|

村上信五様
if or・・・Ⅵ
東京千秋楽
お疲れ様でした
花束




大好きなブロガーさんから、まさかまさかのお誘いを受けて・・・
ふわふわとした気持ちと、緊張にまみれ待ち焦がれた春の夜のひと時。

もう!!!
めっちゃのくっちゃに、
楽しかったです!!!




僭越ながら、この感動を記録したいあまりに、あらすじとツボを書き留めさせて下さい。
劣化の激しい脳内メモリーですので、思い違い箇所あるかと思いますが、よろしくでございます。


if or・・・Ⅵ 東京グローブ座 2014年4月2日(夜の部)
観劇レポ



舞台セットは、SHINGO MURAKAMI IF OR 6を「逆さ」に表記したロゴの入った黒い壁を八の字に設置。
背面上部に、大きめのスクリーン。


村上信五扮する「オカン」と、オトンと愛息子(ロクちゃん)の三人家族という設定。


主に4つのシーンからの構成。
1)村上家(だったかな)での、オトンと愛息子とのやりとり
2)バイトに明け暮れるオカンの奮闘っぷり
3)愛息子の学校の授業参観(先生の一人芝居)
4)オトンと愛息子が、延滞金のカタにされ連れていかれる。助けに行く。

感動のフィナーレへ・・・。


しょっぱな、「ものまねパブ」でバイトをするオカンから始まる。
Perfumeの「ねぇ」を一人で踊る。のっち?役。
他の二人は背面スクリーンに映り映像と実写のコンビネーションプレイ。
マフラーさん(Perfumeのダンスを完コピする素人男性)の正体ってヒナちゃんだったの?と思うほどの完成度。
ミニスカ衣裳からカモシカのような脚。ピンクのタイツ着用。
引くくらいの美脚。むしろそこ一点集中でガン見。


ステージ終了後、店長にクビを言い渡される。
捨て台詞を吐いて家路へ。
途中、近所の「コスギさん」にパンケーキの材料をおすそ分けしてもらう。


絵に描いたような平屋の借家。ガラガラガラっと引き戸を開け、家の中へ。
仕事をしないで、日がな一日ゲームをするオトン。
よくできる愛息子ロクちゃん(小6生)。
ロクちゃんにかいがいしく、パンケーキを焼く。
不思議な形に焼きあがるパンケーキにホイップクリームとフルーツでデコ。
何かと思ったら「ニモや」
一瞬、へ?と思うが、よーく見るとニモクマノミになっていて爆笑。
その後、コスギさんが自治会の会費(2,000円)を取りにくる。が、家には280円しかない。
色んな支払いを、オトンが酒に充ててしまい、家計は火の車。
コスギさんに金の無いことをアピールしまくり、ついには包丁まで出してきて、一家心中をしようとするが、コスギさん諦めて、帰宅。
オカン「よかったでー、なぁロクちゃんも演技うまなってなぁ!」毎度このやり方で逃げているらしい(笑)。


甲斐甲斐しく、ロクちゃんの世話をするオカン。
ずっとゲームのコントローラーを持ったまま聞いてないオトン。
ロクちゃんが寝てから、オカンはオトンへの手紙をしたためる。
リーマンショックで失業後、夢を失ったかのように酒に明け暮れているオトン。
もう一度、オトンの輝く姿を見たいオカン。
手紙をそっと洗濯物の上に乗せ、「時間のある時に読んどいてくださいね」と言って翌朝もバイトに出かける。


バイトの情報は、主に「ifPAD」と呼ばれているタブレット機から得ている(バイト会社の人から貸与されたもの)。
「PINE」というアプリから、知らない人のアクセスがあり、驚くオカン。
「丸山隆平」という人からのアクセス(笑)。マルちゃんの渾身ギャグスタンプに腹抱えて笑う私。
ブロックしてやるってなったら、向こうから姿を消した(笑)。


今日のバイトは、メイド喫茶→マッサージ。
(メイド服の下に、チャイナ服を着こむ)
「おかえりなさいませ、ご主人様♡」の後に、萌え萌えな儀式(?)をやる。
そんなヒナ見たくない・・・とメンバーから突っ込まれそうな・・・(笑)。
チャイナ服マッサージ店では、中国人を装い(店長指示)カタコトのニホンゴで応対する。
自分ではしっかり仕事してるつもりだが、どうにも店長受けが悪く、どちらも即日クビになってしまう。


また、ifPADで仕事探し。「緊急!」のバナーのついた求人に飛びつく。
高収入、時給10万円!仕事斡旋者は「滝川ドウカシテルさん」(ヒナ女装)。
「ゆるキャラピック」に出場し、優勝することが仕事、らしい。
ごっついゆるキャラの着ぐるみを着用して、3分以内に
輪投げ(フラフープ大)とか、ぐるぐるバットとか、パン食い競争とか、ノック5本とか。
もうギリッギリで、フラッフラになりながら、なんとか3分以内にクリア。
だが、これは新手の仕事詐欺でマンマとドウカシテルに逃げられ、残ったのはパン食い競争のメロンパンのみ・・・。
しょんぼりしながら、メロンパンを紙袋にほおり込み、ロクちゃんの学校へと急ぐ。


ロクちゃんの学校でのシーン。授業参観。ここでは先生(ハゲヅラ、白衣)の一人演技。
ホワイトボードと、机の上に大量のマグネット。
幕間的なモノなのか、むしろここメインですか?と言わんばかりの白熱っぷり。
ずっとしゃべりっぱなし!
内容は、ジャニーズのグループを言語的解釈で捉えよう的な講義。
ここで、観客との絡みあり。他言語に置き換えたグループ名を観客にリピートさせるというもの。
ギリシャ語だったかな、観客の中のお一人が、マジで勉強したことのある人がいて、2階席の方にも関わらず舞台上から質問を投げかける。
聞こえなくて、「何て何て?」と聞く。いいともか(笑)!


授業参観なのに、なぜか教室にいなかったロクちゃん・・・。
帰宅すると、玄関に「オヤジと息子を預かった」と張り紙が。
延滞金を滞納しているレンタル会社に、借金のカタに連れ去られた模様。
急いでその会社に乗り込むも・・・。


なぜか、ドラクエ風のイメージ映像に切り替わり、社内に乗り込んだオカンが敵と戦う。
ここでifPAD大活躍。PADが楯に、そしていつから持ってたのか布団たたきが剣に変わり
オカンはオカンロボに変身!!!
(以下、ずっとドラクエ風)


次々と襲ってくる敵。社長室がどこだかわからず右往左往する中
バックスクリーンにこの人たちが


(その設定オカシイから・・・笑)



なぜかマツコ風のキャラが登場し



(イメージ笑。ドラクエ9でメタキン狩りした日々を思い出しました。)

敵かと思いきや、実はいい奴マツコ。社長室はあっちよと教えてくれる。
マツコは細い通路を通れないので、途中でお別れ(笑)。

そして、社長室へ乗り込んで・・・。

感動のフィナーレで、まさかの小林幸子風ステージと衣裳に、会場大興奮!拍手喝さい!歌うまい!




実は、オカンは10年前、村上家に派遣されてきた「オカンロボ」だったのです。
先妻を亡くしたオトンに尽くす妻、物心つかぬ幼子に無償の愛を与えるオカン。
人工知能(AI)を持ったロボットが、10年間の月日を経て本当の家族愛を知ってしまい
命がけでオトンとロクちゃんを助ける・・・という・・・。

あれ?これコメディよね?という展開に
うわぁ~ん



カーテンコールで、私服に着替えて出てきた村上さん。
ずっとズラ仕様だったので、御髪が乱れているゆえニットキャップ着用。
観客はツレかとツッコミたくなるラフなトークにこれまた抱腹。
ここでしか聞けない・・・話も・・・(笑)!!!
というか、放送はできませ~ん(爆)。
一応カメラ撮影があったのですが、DVD化ないからねと断言。
あ、でも「没後30年後」とかで出すかもなぁーって、誰も生きてねーわ(笑)。



しょっぱなから笑いっぱなし!でした。
私、笑うとどうしても涙が出てしまうので、ずっと松方弘樹になっておりました(笑いながら泣く人の例え)。
あの8ESTのオカンを彷彿とさせる仕込みの連発で。
ifPADの壁紙の信五さん(口にバラをくわえて)の画像どこかにありませんかね?ほしーーー!
今年で六年目だから、ロクちゃんとか
小芝居を打っていた小道具のでっかい包丁で玄関をガラガラっと閉めるとことか
滝川ドウカシテルとか
赤鬼くんとか(笑)。
至る所に村上信五が詰まっていて(笑)。
ストーリーの面白さと、小ネタの数に本当によじれました。






パンフ、買ったんです。
蛇腹式で、ACTOR SIDEとPRODUCER SIDEに分かれているんですね。
今年で6年目。村上信五の役者としての経過や、作り手側の苦悩が出ていて、読み応えあり。深いですよ、内容。

一人芝居で、実際にはいない人物をどうやって見せるのか、今の動きは「相手の人が見えたか」とスタッフと詰めながら作ったと。
積み重ねがあって、今回のⅥになったわけですが、気持は常にゼロから始めたい。
Ⅰから見た人と、Ⅵで初めて見た人と両方の人に満足してもらえる内容にしないと。
稽古の時の空気と、実際の舞台の上の空気が違う。考えないでバンジージャンプの如く、飛び込んで行った方が思いきれる。
テンポよくまとまった時もそうだけど、自分がそうじゃないと思っていても、スタッフから一番良かったと推される時もあるし、それはまたそれで充実感を感じる。

きっと立ち止まって振り返る時間はないのだろうけど、それぞれのシリーズにおいて、その時々の苦悩があったこと。
プロデューサーとして、ネタが枯渇した時の事も吐露しています。
(Ⅳの時が、一番よくわからないことになっていたと)。
Ⅴからストーリーものを展開してきて、これもありなんだ!と開眼してⅥのアイディアが生まれてきた。

「だから今は、稽古をしていてもしんどくはないかな。過去のしんどかった時に比べたら全然マシです。」



きっと、この公演中にも「次のこと」を考えているんでしょうね。

人気の理由がわかります。



最後になりますが・・・
今回貴重なお席を譲っていただいた横担さん(こんなに早くお会い出来るとは・・・感激ひとしお!)
お隣で見させていただいた、実はご近所だったコアエイター(笑)で憧れの亮担さん。
横担さんとの逢瀬の場にずーずーしく現れた私に安田章大のような寛容さで迎えてくれた安担さん。

のちに、酒豪の会に発展するとは思わず(笑)。
最初はドキドキのご対面でしたが・・・。本当に出会えて幸せです。


でーあーえーたーこーとーがーうーれーしーくーてー!
(溢れる思いは無限大!!)