こんばんは。図書室の先生です。

4月16日〜23日は、在宅勤務をしていました。

学校への立ち入りが禁止されたためです。

15日の夜(深夜と言ってもよい時間帯でした)に教育委員会から電話があり、翌日から在宅勤務でと言われたため、なんの準備もできていないまま在宅勤務に突入。

前任者の残務がかなりの量ある状況での休校。

まさに、

イタタタタ…

そんな気持ちでした。

段ボール数箱分にも及ぶ装備が残っている学校もあり、持ち帰りの許可を貰えればそれを進めることもできたのですが、その時間もなく、

仕方なく飾り付けなどの作成をしてはみましたが、

未だ学校と打ち合わせができていない巡回先もあるため、

作ったものが無駄になってしまう可能性もあります。

読書感想文コンクールの課題図書が発表になったので発注をかけたいところなのですが、

前任者が装備後に納品してくれる業者に発注先を変更したいと言い出し、その結論が出ていないことから発注もできません。

そもそも、各校の司書教諭と話をする時間も取れておらず、

今年から巡回することになった学校の図書館(いや、図書室だな、今のところ)の様子も良くわかっていない状況。選書もままなりません。

それでも小学校分については、教科書改訂に伴い変更になった単元を優先して選書リストを作成したり、

我が家の中学生の教科書を借りて眺めてみたり、

兎に角、

少しでもなんとかしようと試みてみました。

月曜日から出勤できるようにはなりましたが、

先生達も分散出勤しているため、図書館担当の先生と会えない学校もあり、

中には「あなた達、来てもいいことになったの?」等と尋ねられた学校もありました。

今日の巡回先は独自に図書をバーコード管理している学校だったのですが、前任者が中途半端で去ってしまった残りの蔵書点検をやっと終わりにすることができ、

名簿の学年繰越をしようと思ったのですが、もとのデータがどこに入っているのか引継書に書かれていなかったため、図書館担当の先生に教えてもらおうと思っても出勤されておらず、

とても中途半端な状態で帰宅することになってしまいました。

巡回しながらの学校図書館の仕事は、特にリモートワークには適さないようです。



★写真は、折り紙で作った薔薇(川崎ローズ)です。青い薔薇は「ありえないこと」のたとえに使われます。

在宅勤務中、コロナ渦の「ありえない状況」から、1日でも早くいつもの暮らしに戻りたい気持ちを込めて折りました。