今回のコンサートは、念願の平尾雅子さん、桒形亜樹子さんによるF.クープラン・ヴィオル組曲の演奏会でした。

そして、望嶽荘のチェンバロを製作してくださり、昨年秋にお亡くなりになられた柴田雄康メモリアルコンサートでもありました。
【チェンバロをチューニングしている在りし日の柴田さん】

平尾さんも桒形さんも生前の柴田さんとは親交が深く、コンサートの合間にも柴田さんにまつわるお話しをしてくださいました。
リハーサルの時から、大成功を確信していましたが、本番ではさらにグレードアップした演奏で、お二人の卓越した実力を目の当たりにしました。

望嶽荘は定員が40名程と広くはない会場ですが、演奏のライブ感が秀逸で、1980年代、仙台の『無伴奏』で行われていた演奏会を思い出しました。

柴田さんも喜んでくれたことと思います。
今は、演奏会の余韻に浸っています。