本日紹介された本です。
青字は報告者のコメントです。
『キケン』有川浩 KADOKAWA
紹介者はこの本でビブリオバトルを数回やったが、5分間では語り切れなかったということで、
今回ビブリオトークで紹介してみたとのことです。時間を気にせず紹介できてよかったそうです。
本書は大学時代のキケンな部活の回想なのですが、聴き手が奥さんでそれぞれの回想話の最後に奥さんのコメントが入いるという二重構造の小説になっていて、最後まで読むと…ということらしいです。
気になるので読んでみます。
『トイレ小説』雹月あさみ KADOKAWA
ヨシタケシンスケのイラスト入りのトイレにまつわる短編集でなかなか面白そうですね。
紹介してくれた短編の中に、私が実際に体験したトイレ・エピソードが出てきてびっくり。
トイレでは本当にいろいろなことが起きます。私もトイレ小説書いてみようかな。
『病と障害と、傍らにあった本。』齋藤 陽道 他 里山社
病気や障害で本が読めなくなった人たちのエッセー集。
頭木弘樹さんの闘病生活を支えたのがカフカやドストエフスキーなどの文学作品で、今までは難解で読めなかった小説が苦境の中ではスラスラ読めるようになったという話を紹介しました。6人部屋の入院患者全員がドストエフスキーを読んでいたというエピソードはうけました。
『懐中時計』小沼 丹 講談社
紹介者の小沼 丹推しに圧倒されました。1冊の価格が単行本並みの講談社文芸文庫で小沼作品を何冊も所有されているという小沼 丹ファンの熱のこもった解説を聴いているうちに、小沼 丹を読まずにはいられなくなりました。とりあえず、ビブリア古書堂の事件手帖に登場した作品から読んでみます。
『一汁一菜でよいという提案』土井 善晴 新潮社
ベストセラー本で前から気になっていた本です。料理にはハレとケ(日常)があり、毎日の料理はそんなに頑張らなくてもよいという話など、読んで元気のでそうな料理本だと思いました。
私はみそ汁には具をいろいろ入れる方で、この組み合わせで大丈夫かなと思って作ったみそ汁が結構おいしかった経験があるので、土井さんの提案は受け入れやすいかなと思って聴いてました。
土井さんのお父さんの土井勝さんが、「おふくろの味」の名付け親だいう話も出て盛り上がりました。
次回のビブリオトークは12月18日開催予定です、
人に紹介したい面白本を持ってぜひ参加ください。