マタイの福音書 15
この章では、イエス様の真の霊的純粋さに関する教えを強調しております。その信仰がイエス様に感銘を与えたカナン人の女性との出会いを紹介し、イエス様が奇跡的に群衆に食事を与えた別の例を語っています。これらの出来事は、イエス様の同情心、権威、そして、宣教の普遍性を浮き彫りにしているのではないでしょうか。
１節から２０節では、伝統と戒めについて書かれております。パリサイ人たちは、弟子たちが伝統的な手洗いの儀式を守らなかったとして、イエス様に質問をしております。イエス様は、外側の実践、手洗いの儀式から、心の状態、特に心の純粋さに焦点を移すことでお答えになっております。
この箇所による内なる純粋さとは、自分の心、考え、意図が純粋であることを指します。イエス様は、パリサイ人が外面的な儀式を重視しすぎて、より重要なこころの問題を無視していると批判しました。そして、真の汚れは、内側から、邪悪な考え、不道徳な行為、罪深い意図から生じることを強調しております。
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