26:1 ヨブは答えて言った。

26:2 あなたは無力な者をどのようにして助けたのか。力のない腕をどのようにして救ったのか。

26:3 知恵のない者をどのようにしていさめ、豊かなすぐれた知性を示したのか。

26:4 あなたはだれに対してことばを告げているのか。だれの息があなたから出たのか。

26:5 死者の霊は、水とそこに住むものとの下にあって震える。

26:6 よみも神の前では裸であり、滅びの淵もおおわれない。

26:7 神は北を虚空に張り、地を何もない上に掛けられる。

26:8 神は水を濃い雲の中に包まれるが、その下の雲は裂けない。

26:9 神は御座の面をおおい、その上に雲を広げ、

26:10 水の面に円を描いて、光とやみとの境とされた。

26:11 神がしかると、天の柱は震い、恐れる。

26:12 神は御力によって海をかき立て、神の英知をもってラハブを打ち砕く。

26:13 その息によって天は晴れ渡り、御手は逃げる蛇を刺し通す。

26:14 見よ。これらはただ神の道の外側にすぎない。私たちはただ、神についてのささやきしか聞いていない。だれが、その力ある雷を聞き分けえようか。




 ヨブは次第に激しくなって反論する。あなたは無力な人たちをどのように助けたのか?あなたは正しいのか?


 5節~13節 神の創造の世界の描写は実に美しく、しかも科学的です。

 北を虚空に張り、地を何もない上にかけられる。


 先日、いっしょにバイブルスタディをした夫人が、

 「地球が浮いていることを思うだけで、気が遠くなっちゃう」と言いました。

 人間の生きる舞台を、主は虚空に、地を球として何もない上に掛けられたのです。


 水を濃い雲に包まれるが、その下の雲は裂けない。

 これを読むと、実はノアの洪水前の地球、天に水の層がある地球をイメージするんですけれど。


 ともかく、水の上には縁が描かれています。地球は球体だから。

 ラハブというのは、巨大恐竜かもしれない。逃げる蛇ってなあに?人は恐竜を追いかけて食べていたそうですが。 (人間の足と、恐竜の足が一緒になった化石があるらしいです。写真を見たことがあります。)


 私たちも、神の創造されたすばらしい世界に目をやって、美しい詩に表現することができるなら、

 主は、そのような賛美を喜ばれることでしょう。ハレルヤ!



ヨブ記1章