日本人のルーツ NHKBS FRONTIER | ビビリジョンのブログ

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昨晩はNKH BSの「FRONTIER」という番組を観ました 

 

NHKは放送倫理違反などを含め 取材や報道に対するスタンスに対して少々うんざりしていたので 久しぶりにNHKのこの手の番組を観たのですが ちょっと興奮しながら観ました

 

最近のDNA解析技術を使った 日本人のルーツを探り研究についての紹介でしたが とても興味を引いたのが 縄文人のDNAがアジアで最も古い人類の3番目であったこと

 

中国や他のアジアの国々がお互いに近い関係を示すDNAの系統であるのに対して 日本人はその系統では特異な系統であること

 

縄文人はアフリカを出発した ホモサピエンスが東南アジアを経由して かない古い時期に 南西諸島を通じたルートと 宗谷海峡を通じたルートから日本にたどりついたこと

 

その後 氷河期が間氷期に入り水位が100mほど上がり 日本列島がユーラシア大陸から孤立して 独自の文化をはぐぐんだこと

 

いってみればアフリカのマダガスカル諸島の生き物が独自の進化をとげたことに近いような感じではないかと思います

 

そして東京の人には縄文人のDNAが10% 沖縄の人には30% アイヌの人には確か60~70%受け継がれていること

 

などが紹介されていました

 

その後、渡来人が大陸からやってきて 鉄や稲作を伝え 縄文人と渡来人の遺伝子が混ざりあい 弥生人のDNAが形成されたこと

 

これまでは日本人のルーツの縄文人と渡来人の2重構造として考えられていたが 実は日本人のDNAは2重構造ではなく 第3のDNAがあり3重構造であることが分かり その時期が古墳時代であったということでした

 

この時期は大陸では 多くの国が戦争を繰り返していた時期で かなり多くの人が日本列島に逃れてきて 第3のDMAを形成したのではないというところで 以降は今後の研究に委ねられるというところで番組は終わりました

 

この第3のDNAは 世界のほとんどのDNAが混ざり合ったDNAである可能性があり 古墳時代は言葉も風習も異なる人々が混在した時期である可能性が高いということでした

 

このことは国立科学博物館の形質人類学的研究と重なります

 

この後飛鳥時代に入り 和を貴ぶ十七条憲法が作られるのですが 古墳時代は 言葉も習慣も異なる人々が混在した中で交易がおこなわれ 超国際都市の様相を呈したと想像します そして中央集権国家という国家権力が必要とされ混沌から整然に向かったのだろうと想像します

 

ベースとなる縄文人のDNAが間氷期に入り 大陸から孤立した状態で独自に保たれて 弥生時代に大陸の戦禍から逃れてきた渡来人と縄文人による弥生人のDNAが形成され その後古墳時代に かなり多くの集団で第3のDNAがもたらされ現代人のDNAが形成されているということになります

 

世界標準ではなく 日本独自の倫理観がこの国にはあると感じていますが 世界標準ではない 日本標準には古墳時代を通じてすでに世界標準がDNAとして組み込まれていたように思います

 

日本標準の倫理観を「士の倫理」として研究してみようと考えていますが「士さむらい」は「武士もものふ」ではなく 世にある「○○士」と呼ばれる専門家という意味です