「親がガンに。

 しかもステージ4!」

 

と、

お客様から、

ご相談いただきました。

 

私も、

つい十ヶ月前に同じく膵臓がんの母を、

実家で看取りしたばかり。

 

その体験をここでも、

シェアしたいと思います。

(膵臓がんは、進行が早い)

 

 

 

 

私の経験上、、、

 

非情かもしれないけど、、、

 

できるなら、、、

 

 

 

プロフェッショナルがいらっしゃる病院や、

終末医療の施設に入っていただいた方が、

 

看病する家族も、

ご病人も、

安心できるかとは、

思います。

 

ーーなんせ、

ご病人も看護する方も、

はじめてすぎて、

知識がなく、

勝手がわからなすぎるからーー

 

 

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うちの母の場合は、

コロナ過で面会もままならない病院から、

「とにかく、家に帰りたい」

の一点張り。

 

 

あてにしていた病院の方も、

治る見込みのある患者は、

入院しつづけることができても、、、

ステージ4ともなると、

終末医療のホスピスに転院するか、

訪問看護の看取り専門のドクターか、

と、

突然、

選択を迫られて、私はパニック!

 

 

・・・今は、病院で死ねない時代みたいーー

 

 

じゃ、どうすれば??

ホスピスは、1日10万円??

 

 

 

最後の一週間ならまだしも、

いつ他界するかはわからないから、

とりあえず、

在宅で看れるまで看て、

いよいよとなったら、

100万円くらいなんとか・・・

 

 

と、

いうことで、

市役所に行って、

ターミナルケアの在宅医療を申請。

 

 

 

役所仕事って、

書類をたらい回しにして、

時間がかかると思い込んでいたけど、

 

意外にも、

迅速にご対応いただき、

わからないことだらけで

パニックになってる私に、

ご丁寧に教えてくださいました。

 

 

 

赤の他人を、

家に訪問させることを嫌がった母だけど、

 

私は、

赤の他人様が入ることで、

家族間の愛と憎しみの介護生活に、

ゆとりが生まれて、

本当によかったと、感謝してます。

 

なぜなら、なんども、

母を殺して、

私も死のうと思い詰めたから・・・

 

 

 

そう。

 

なんでも、

自分ひとりで、

背負いこまない。

 

この、

素晴らしい互助会精神に、

どれほど、

救われたことか。

 

ぜひ、

看病される方や、

闘病なさる方は、

申し訳ない、

迷惑かけたくないと思わずに、

 

人様の愛を、

素直に受け取ることを、

心より、

おすすめ致します。

 

 

 

ちなみにうちは、、、

 

最後の3日間だけ、

訪問看護をしていただきました。

 

突然、

あの食欲旺盛な母が、

何も食べれなくなり、

何がなんでも、

オムツでトイレしたくないという母が、

いよいよ、

動けなくなったので。。。

 

 

 

オムツの中には、

コールタールのような黒いうんちが、

コロンと、ひとつ。

 

 

 

それが、

「死ぬ前のサインの最後のうんち」

というのを知ったのは、

母の葬儀のあと。

(本当は、もっと前にも知っていたけど、まさかこれが、最後のうんちだなんて、実感湧かなくて)

 

・・・そういう意味でも、

もっと早く、

プロを入れておけば・・・残りの一週間、

少しは優しくできたのに、

と、

自分を責めてしまいます。

 

 

ーー最後の最後まで、母とは喧嘩。

 

 

母が死んだ時も、

医療知識がないものだから、

死んでいるのか、

眠っているのか私はわからず、

 

「死ぬなら、

 今から死ぬって言ってから、

 死んでよ!

 

 今、

 親戚のおばちゃんがわざわざお見舞いに来てるんやで!

 

 あんたは、

 いつでも、勝手や!大嫌い!」

 

が、

母にかけた最後の言葉。

 

 

 

 

ごめんね、母さん。

やさしい言葉をかけて葬ってあげらなくてーー

 

 

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黒いうんち。

 

このことは、

ぜひ、

覚えておいてください。

 

そして、

日本の訪問看護は介護保険が使えて、

そんなにお金がかからず、

専門家が寄り添ってくださることも。

 

あと、、、

 

ひとりでは、

喧嘩ができないことも。

 

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