映画学校の先輩から「カポーティ」見た?
ってメールいただいたので早速ツタヤでレンタル。

えー!
主人公、超ブサメン。

それにキザで自意識過剰で、
根暗でなよなよしていて、
最初は何度も見続けるのをやめようかと思ったわ!!
(以下ネタバレ有り)

・・・お話は、実在の作家カポーティが、「冷血」という作品を書くまでをドラマ化。

実際起きた殺人事件をもとに作品を書こうとするカポーティが、
その殺人犯を取材していくうちに、様々な葛藤を受けるというもの。

途中、
殺人犯をインタビューする主人公が、
なんだか、カウンセラーみたいになったんだけど、
「あ!」
と思ったのつ!!

やだ、私に似てる!!
この不細工さ、この哀しさ!!

だから、先輩は私にこの作品を見せたかったのね????


カポーティは最初、
作品を書くためなら、
もうすぐ死刑になる囚人のことなんかただの道具くらいにしか思わず、
自分の私利私欲のため、
孤独な死刑囚を狡猾に利用していたわけ。

だけど、
もうすぐ死を迎える死刑囚は、
そのことを全て分かった上でゆるし、
「自分が死ぬところを、せめて友達にみていてもらいたい」というの。


もう、号泣よ!!


事件を起こした犯人が「冷血」なのか、
それともそれを描く作家が「冷血」なのか。

人間って罪深い。
けれど、
どこかでゆるされ愛されてることを、
繊細に奥深く描いたこの作品は、
人間関係につかれた人には、超オススメよ!!

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やだ!
今調べたら、「冷血」を書いたカポーティってゲイって噂があったのね??

だから、先輩が私に見せたかったのね!!(遅)