放射能のこと、戦争への足音・・・
私は、国造りの神・大国主に、
ご神意のひと葉なりを賜りたくて出向いたのが、
今回の山行のテーマでもありました。
ですが、
パート1にも書いたように、とにかくキツイお山。
頂上でその一枚の言の葉をいただく前に・・・
飢えと寒さと眠さと体力の限界で、
私は、
カップラーメンを一口すすった途端、
ガクンと寝落ちしてしまいました。
一時間くらいして、
ハッと、
目が覚めると、
財布やカメラが入っている小袋がありません。
ラーメンも伸びて冷たくなっています。
ま、またしても!
去年、全財産盗まれるようなあんなつらい目にあっていながらも、
ああ、私、どうしていつもこうもお金に無頓着なのでしょう?!
来るべき、「お金のない世界」の練習をしてるのでしょうか???
そんなこんなで、
頭が混乱して心が波立って、
大国主のご神意の周波数に、
チャンネルを合わせる余裕なんてありません。ドアホです。
しかも、
じっとしてるとまた、体が寒く眠くなり、死の影が近づいてくるので
下山するしか生命の選択がなく、
動くことで体温を上げることにしました。
・・・行きはよいよい、帰りは怖い・・・
ってことばのように、
濡れた岩肌を両手両足を使って降りていくのは、これまた至難の業。
ふと、悪魔の声が聞こえました。
「横道いくと楽だよ~」
それは、
自衛官の人たちが話していたのを聞いて覚えていた車道。
夜道だったのでどのへんだったのかを特定できないのだけど、
こうゆうときの感ってすごくて、
閃きのように、「ここだ!」と確信。
案の定、車道につきました。
ところが!
この車道がくねくね無駄に湾曲していて、
1時間歩いても2時間歩いても、ちっとも下が見えてこない。
直線距離だと、3時間で下山できるはずなのに・・・
また、
激しい横殴りの雨が降り出し、
霧なのか雲なのか視界が0になったとき、
「もうだめだ」
と、とうとう心が折れて座り込んでしまいました。
そのときです!
車のライトが近づいてきました。
「助けてください助けてください助けてください!」
私は、無我夢中に車を止めました。
普段の自分なら、
カッコつけてそんなみっともないことしないけれど、
ナリフリかまってられないアサマシク逞しい自分を、観ました。
「この道を歩くと5時間以上かかるもんな。トラックの荷台で汚いけれどそれでもよかったら。」
と言っていただき車に乗った方に助けていただきました。
そして、
2合目の入口あたりにつくと、
「ここからは、自分の足で歩きな。こんどはもう二度と車道にでない方がいいな。」
と、彼は言ってくださいました。
「いや~もういいよ~、最後まで車でいくぅ~」っていう愚かな私を、
「まぁまぁ」と車からおろす彼に、
縁もゆかりもないのに
ふと、
親のような匂いを感じながら・・・
で、で、で!
なんとか、
ぬかるみに脚をとられ何度も滑りながら
やっと一合目の境内にドロンコになっておりました!!
「は!もしや!」
と、思って神主さんに尋ねると、
なんと、
カメラも財布も届いていて、
私は、東京に無事帰ることができました!
きゃ~ 神様、ありがとう~☆
男体山。
下山した途端、雨がやみ、晴れてきやがりました~なんやねん!!
全てが夢のような雲のような。
悪魔の囁きを聞くことができたのに、
ご神意を聞くことができなかったこと罪悪感も、
まるで雲のように流れて晴れ上がりました。
善も悪も宇宙からみたら、時のひと雫。
車の人に「自分の足で・・・」といわれたのが、
もしかしたら、ご神意だったのかもしれません。
善と悪の陰陽渦巻く
絶望の暗黒の果てに、
わずかにかすかに仄めく希望の光を頼りに、
霊長類=魂の長である人間は、
その体験を通してこそ、
愛を、
新たに更新していく神の子供なのかもしれません。
ーー過ちと改めに気づきながら。
私は、国造りの神・大国主に、
ご神意のひと葉なりを賜りたくて出向いたのが、
今回の山行のテーマでもありました。
ですが、
パート1にも書いたように、とにかくキツイお山。
頂上でその一枚の言の葉をいただく前に・・・
飢えと寒さと眠さと体力の限界で、
私は、
カップラーメンを一口すすった途端、
ガクンと寝落ちしてしまいました。
一時間くらいして、
ハッと、
目が覚めると、
財布やカメラが入っている小袋がありません。
ラーメンも伸びて冷たくなっています。
ま、またしても!
去年、全財産盗まれるようなあんなつらい目にあっていながらも、
ああ、私、どうしていつもこうもお金に無頓着なのでしょう?!
来るべき、「お金のない世界」の練習をしてるのでしょうか???
そんなこんなで、
頭が混乱して心が波立って、
大国主のご神意の周波数に、
チャンネルを合わせる余裕なんてありません。ドアホです。
しかも、
じっとしてるとまた、体が寒く眠くなり、死の影が近づいてくるので
下山するしか生命の選択がなく、
動くことで体温を上げることにしました。
・・・行きはよいよい、帰りは怖い・・・
ってことばのように、
濡れた岩肌を両手両足を使って降りていくのは、これまた至難の業。
ふと、悪魔の声が聞こえました。
「横道いくと楽だよ~」
それは、
自衛官の人たちが話していたのを聞いて覚えていた車道。
夜道だったのでどのへんだったのかを特定できないのだけど、
こうゆうときの感ってすごくて、
閃きのように、「ここだ!」と確信。
案の定、車道につきました。
ところが!
この車道がくねくね無駄に湾曲していて、
1時間歩いても2時間歩いても、ちっとも下が見えてこない。
直線距離だと、3時間で下山できるはずなのに・・・
また、
激しい横殴りの雨が降り出し、
霧なのか雲なのか視界が0になったとき、
「もうだめだ」
と、とうとう心が折れて座り込んでしまいました。
そのときです!
車のライトが近づいてきました。
「助けてください助けてください助けてください!」
私は、無我夢中に車を止めました。
普段の自分なら、
カッコつけてそんなみっともないことしないけれど、
ナリフリかまってられないアサマシク逞しい自分を、観ました。
「この道を歩くと5時間以上かかるもんな。トラックの荷台で汚いけれどそれでもよかったら。」
と言っていただき車に乗った方に助けていただきました。
そして、
2合目の入口あたりにつくと、
「ここからは、自分の足で歩きな。こんどはもう二度と車道にでない方がいいな。」
と、彼は言ってくださいました。
「いや~もういいよ~、最後まで車でいくぅ~」っていう愚かな私を、
「まぁまぁ」と車からおろす彼に、
縁もゆかりもないのに
ふと、
親のような匂いを感じながら・・・
で、で、で!
なんとか、
ぬかるみに脚をとられ何度も滑りながら
やっと一合目の境内にドロンコになっておりました!!
「は!もしや!」
と、思って神主さんに尋ねると、
なんと、
カメラも財布も届いていて、
私は、東京に無事帰ることができました!
きゃ~ 神様、ありがとう~☆
男体山。
下山した途端、雨がやみ、晴れてきやがりました~なんやねん!!
全てが夢のような雲のような。
悪魔の囁きを聞くことができたのに、
ご神意を聞くことができなかったこと罪悪感も、
まるで雲のように流れて晴れ上がりました。
善も悪も宇宙からみたら、時のひと雫。
車の人に「自分の足で・・・」といわれたのが、
もしかしたら、ご神意だったのかもしれません。
善と悪の陰陽渦巻く
絶望の暗黒の果てに、
わずかにかすかに仄めく希望の光を頼りに、
霊長類=魂の長である人間は、
その体験を通してこそ、
愛を、
新たに更新していく神の子供なのかもしれません。
ーー過ちと改めに気づきながら。