いやー。あれですね。
生きてるときに、どう人と関わっていたか・・で
亡くなったときの周囲の様子がハッキリ分かるものですね。
先週、私の伯父が亡くなりました。
母方の伯父なのですが、私の記憶の中で、会ったのは・・多分10回以内。
母は姉妹同士は仲が良いのですが、兄2人とは、数年に1度会う程度で
決して縁が深い・・という感じではありませんでした。
所帯を持つと、相手がつくので
兄弟姉妹のつき合いって、配偶者次第だと思うんです。
嫁が付き合いやすい人なら、つき合いも深いだろうし
旦那が懐が深い人なら、顔を合わせる機会も多くなるだろうし。
まぁ住んでる距離も関係しますが。
それで、伯父とは正直、なんの思い出もないので、亡くなったと聞いても
「そうか・・亡くなったのか・・」ぐらいで、悲しいという感情もそれほど持てず
「喪服が入るかなぁ・・・」と、そんな現実的な事ばかり気になっていました。
でも、やはり血族ですから、お別れは言いたい。筋は通したい。
そんな思いで、何年も着ていない喪服に袖を通してみました。
入らねぇ。
腕が・・背中がきつい・・・。
あーーそーー。やっぱりね。
という気持ちで、礼服売り場に向かいました。
売り場のおばちゃんの
「これなら、どこに出ても恥ずかしくない黒です!!」
と、黒色をイヤに上から見た物言いで、私に入る喪服の素材が
ものすごく良いものだ・・という事を力説するわけです。
あたしゃ黒がどんな黒かが問題じゃない。入るかどうかが問題なんだよ。
っと思いながら、ジャケットだけ買って帰りました。
56000円が39000円に安くなってるんですよ!!って・・・
どっちにしても高いじゃん。
夫と子ベッキーと、小型ダンプと弟の嫁を連れ
3時間8分掛かって、斎場に着きました。しんど・・・。
祭壇には、私が小さい頃に見た伯父の姿が
いろんな加工写真になって笑っていました。
棺の中を見ると、写真とは似ても似つかない年老いた伯父が
横たわっていました。
その姿を見て初めて「寂しい・・」っという気持ちが湧きました。
冷静に気持ちを分析?すると、私と同じ血が流れている人が
また1人この世を去ったんだな・・という
仲間が減る・・・といった、心細さだったんだろう。
その時に初めて、なんだか悲しいな・・と思いました。
伯父の家族は号泣していました。
オイオイオイオイずっと泣いていました。
それを見て、血族に良くした伯父ではなかったけれど
伯父が自分の作った家族のことを
彼なりに大事にしてきたんだな・・と分かり
「それでいいじゃん。家族に愛されたならそれが1番大事だよ・・」
っと、棺の中の伯父に声をかけました。
ありがたいんだか、ありがたくないんだか分からないお経の途中
5歳になった小型ダンプのあやちゃんが
ふいに空中を見ながらニッコリ笑い
誰も、何もいない空に向かって手を振り続けていました。
あとで
「誰に手を振ってたの?」と聞くと
しばらくは難しい顔をして言わなかったけれど
「しんせきのおじちゃんですよ。って言った」
っと言うので、みんなでゾゾゾ~~っとしましたwww
葬儀の帰りに
私の祖父母の眠る墓に、ひ孫である子ベッキーとあやちゃんを
連れていくと
つむじ風が何度か巻き上がり、近くにあったどんぐりの実を
バラバラと落としました。
それを喜んで拾う、子ベッキーとあやちゃん。
ひ孫がお墓参りをしてくれたお礼に、祖父母が出来た精一杯の
プレゼントなんだろう・・と思って、ありがとう・・とお礼を言って帰りました。
伯父もそのうち祖父母のところへ着くだろう。
天国ではケンカしないで、子孫を仲良く見守って欲しい。
そう思った姪なのでした。