昨日は義理マザーの七回忌の法要があった。


あれからもう丸6年も経ったのか・・・っと思うと


寂しい気持ちでお経をあげた。



子ベッキーは1歳になったばかりだったので


彼女におばあちゃんの思い出は無い。



それよりも 夫の本家には、93歳になった


夫のおばあちゃんがいるので


子ベッキーにとっては曾祖母にあたるが


「おばーちゃん おばーちゃん」 と呼んでとても懐いている。




その子ベッキーの曾祖母が、お正月に体調を崩し


2か月入院をしてしまったので、少しボケが出て来た。



それも「まだらボケ」とか言うやつで


入院前までは あんだけ頭がしっかりしていたのに


最近はとんでもない事を言ったり、ふと我に返ったりする。



義兄が 「お正月までとは違うから、ショックを受けない様に」


っと電話があった。



ここで、おばあちゃんに懐いている子ベッキーにどう説明するか


ちょっと考えてしまった。



「あのねー おばあちゃんはね 


ボケましたーーざんねーん!!!


子ベッキーの事もー


ママの事もー忘れちゃったんだってー!」



っと言うのはとても簡単ですが


感受性の強い娘に受け止められるか


いや・・・無理だな・・・。



っと思ったので、娘にちゃんと話す事にしました。




子ベッキー あのね、年を取ってしまうと


すっごく怖くなることがあるんだけど


それは何だと思う?



うーーーん。お化け???



それはね、もうすぐ自分は死んでしまうって事だよ。


死ぬ時にね、痛いんじゃないか、苦しむんじゃないか


どんな状態で死んでしまうか分からないから


お年寄りはそれが凄くコワイんよ。



死ぬのが怖いの?



うん。早く歩けなくなって、体が動かしにくくなって


自分が年を取ったんだな・・・


死んでしまう日が近付いて来てるんだな・・・


って思ったら、家族とも会えなくなるしって思って


人間は死ぬのが怖いんだよ。



ふーーーん・・・・。



でもね、神様が一生懸命生きた人に


ご褒美をくれる事があるんだよ。


それはね 「ボケ」 って言って


忘れてしまうという事なんだけど


家族と別れたり、死ぬのが怖くない様に


色んな事を分からなくして、静かに天国に行ける準備を


させてくれる事なんだよ。


おばあちゃんがね、93歳になったから


その準備が始まったんだって。


だから、パパしゃんや、ママや、子ベッキーの事が


誰か分からなくなったり、思い出したり


繰り返すんだって。


それを見ると、凄く悲しいし、寂しいし


「なんで子ベッキーを忘れちゃったのーー!!」


って泣きたくなるかもしれないけど


おばあちゃんが一生懸命生きたご褒美だから


あんまり悲しまないで、おばあちゃんを褒めてあげるように


ママと一緒に頑張ろう・・・・・。



1分ぐらい固まる子ベッキー。



すごくかなしい・・・・わたしのこと わすれるの?


いっぱい遊んだし お話もしたのに わすれるの?



でも おばあちゃんが がんばったから


しぬのがこわくないように 神様がしてくれるの?


おばあちゃんが怖くないんだったら


イヤだけど すごーーーーーく嫌だけど


わたし 泣かないように がんばる・・・。


でもやっぱりやだなぁ(涙目)




父が私たちの事を どんどん忘れていった時


毎日毎晩 胸が張り裂けそうに苦しかったので


それを7歳に味あわせるのは どんなもんか・・・


っと思ったが、ご褒美なんだからプラスなんだって事を


言葉を選んでしっかり伝えた。



夫の本家に行くと、思っていたより症状の軽い状態で


胸を撫で下ろしたが、それでもやっぱり


私が誰の嫁か、子ベッキーが誰の子か


ふと分からなくなる事があり


そんな時 子ベッキーは走って来て悲しそうな顔をしていた。


可哀想だったなぁ・・・



大好きであればあるほど 忘れられるのは辛い。



別れるのはもっと辛い。





ある日突然逝くのと


準備をしっかりして逝くのと・・・・



どっちがいいんだろう・・・・と


答えが出ない事を考えたりした


義理マザーの命日だったのでした。