~リビング~
己:〇〇おかえり。
直:ほらね、ちゃんと来てくれた
健:〇〇遅いやん!
隆:…もぐもぐ
剛:〇〇?座って?
懐かしいな。
この場にいたの。
でも、もう本当にこれが最後。
臣:〇〇ごめんな。
〇:!!
臣:〇〇の声がでなくなったのも、家を出て
行ったのも、俺のせいだ。
〇:違うよ、臣のせいじゃない。
隆:〇〇…。俺らに隠してること、まだある
よね?
健:何言っとるん、隆二。
〇:…。
隆:俺、〇〇がきてすぐの時…。〇〇が携帯
いじってて、後ろから声かけて驚かそう
と思ったら携帯の画面になんかやばそう
なやつとの会話してるのみちゃって。
それで、元彼の話聞いたとき最初はそい
つだと思ったんだけど、今考えると絶対
違うやつだと思うんだ。
〇:隆ちゃん。それはね、私の弟。
私の弟が再婚相手との子供だということ。
再婚相手は、ヤクザの総長だということ。
もう、追われる心配はないということ。
全てを話した。
だって、この人達は私を信じてくれる。
そして、もう隠すことはない。
〇:だからね、もう大丈夫。
傷つくのは私だけで十分だから!
臣:お前…俺の女だろ!なに他の奴に抱かれ
てんだよ。
直:え?!
エ:臣、〇〇の彼氏だったの?!
剛:え?!〇〇臣さんの彼女だったの?!
隆:やっと言ってくれた。
〇:ごめんなさい。でも、私はみんなを守り
たかった。恩返しがしたかった。大切な
人達に迷惑をかけたくなかったの。
臣:んだよそれ…。
己:〇〇。ありがとう。
臣:直己さん?!
己:俺らは仕事上、ヤクザなんかに手を出さ
れたらHIROさんに迷惑がかかってしまう
。それをわかって巻き込まないでくれた
んでしょ?
〇:うん。
己:一人で戦かわせてごめんね
直:〇〇ごめんな、辛い思いさせて
そう言って、リーダーは謝ってくれた。
でも、謝ってほしくてしたわけじゃない。
ただいままでの恩返しがしたかっただけ…
臣:ありがとな。
臣はそう言った。
私は臣を沢山傷つけたのに。
私がほしかった言葉をくれた。
いつだってそう。私がほしい言葉をくれる。起ってくれる。私の気持ちを一番わかってくれる。