土地探し
これには困りました。気に入った土地が無いのです。
現在、主人の両親の家と私達家族の家はスープの冷めない距離にあるのですが、それぞれの持ち家は年数も経ち古くなってきました。
建売の家は、とても私達の老後までは持ちません。
両親も70歳後半から少しずつ体力もなくなり、まだまだ元気ではありますが先々の不安も感じられるようになってきました。
父の免許も返上し、買い物も母の注文で私達が1週間分をまとめ買いし、足らないところを親達が徒歩で少しずつ買いに行くようになりました。
新婚の頃に一時的に同居し、近所の建売を購入して親の家を出た経験がある私達夫婦は
「もう一度同居するのなら、 家族それぞれがお互いに住みやすい家を建てる。」と決めていました。
同居は両親にも、私達家族にも、大変だと思います。
楽しい事も沢山あると思いますが、面白くないことも、疲れる事もあるでしょう。
それでも私達は同居を選びました。
家の設計はとっても大事だと思うのです。
現在の親の土地に家を建て直して同居する案もありましたが、第1種低層住居専用地域なので建蔽率50%、容積率100%で思うように広さが取れません。
二世帯でキッチン、お風呂、玄関は共用ですが、建築面積は大きくなるので、土地も50坪以上を探しました。
同じ町内や近隣の地域を探しましたが気に入った物件は出てきません。
平地が良いのですがなかなか無いのです。
空き地があるなと思っても建売が建ったり、ハウスメーカーが分割して販売したり、よさそうな古家があっても売りには出てきません。
業者の方が情報が早いのでどうにもならないのです。
そこでちょっと離れた地区の第一種住居地域の方も探し始めました。
土地価格はグッと上がるのですが、その分、建蔽率60%と容積率200%で小さめの敷地面積でも建築面積は広く取れます。
間取りの設計を工夫すれば40坪代でも希望の家がぎりぎり建ちそうです。
商業施設や、医療施設も近くにあり利便性は魅力的です。
しかし、気に入った土地が見つからないのです。
一年以上経ち、私は半分あきらめかけてきました。
天災のニュースを見て恐くなり今の家の屋根の棟工事もしました。
主人はインターネットで不動産情報を確認し続けていました。
根性あるね。
そんなある日、買い物に出かけたスーパーの近所で古家に赤いひらひらしたものがちらっと見えたのです。
「えっ!!!」
三井のリハウスの赤い旗です。
電話で確認。
まだ売買が成立していない、奇跡の、理想の物件でした。
運命を感じた一瞬でした。
すぐに両親に報告。今まで首を縦に振らなかった親が土地を気に入り、大賛成でトントンと話は進みました。
いい物件だったので、予算はだいぶオーバーしましたが、親が負担分を増やしてくれました。
感謝感謝です。