ヒロはとにかく金銭感覚がおかしかった。
人に奢りたがったり、忘年会などの二次会など10万円
以上する飲み代でも自分から払いたがった。
『もう~みんな酔っ払っとるし、しゃ~ないな~(^ε^)』
となぜか上機嫌で支払いをする。
飲み屋のママの誕生日となれば 『○○工業』 と書かれた
2万円もする花をお店に送り、飲みに行っていたようだ。
常連でもないのに、その店の常連に連れてってもらった立場
でこんな事をしていた。
若い衆や親方仲間に金を貸してくれなんて言われたらそりゃ~
うれしくて仕方がない。
私や他の親方連中に相談をする振りをして電話しまくる。
そして悪口から始まり
『やっぱ俺しか貸せる奴がおらんのやろな~(^^)しゃ~ないで
貸したろっかな~:*:・( ̄∀ ̄)・:*:』
と、30万近く貸して踏み倒された事も何度もある。
それでもヒロは怒らない。
むしろ嬉しそう。
そういった事で人と自分を比べ、俺様は素晴らしい人間だ と
どんどん思い違いをしていくのだ。
それは多分、今でも変わらないだろうと思う。
離婚してから会計士のつけていた帳簿を見せてもらったが、
接待交際費が年間200万以上だった。
一件の飲み屋で40万円の支払いをしている領収証もあった。
私が1ヶ月もらっていた生活費は30万円。
『俺、金ないで生活費、もっと減らして。』
と言われた事もあった。
使途不明金については年間450万円以上。
とにかくヒロは『俺は金を持っている』をアピールしたがった。
だから世の中どんなに不景気だろうが、ヒロの会社だけは
儲かっていると周囲の人は皆思っていた。
実際儲かっていたのか?となるが、儲かってはいたと思い
ます。
けれど儲け以上に使い込むから結局マイナス。
そのマイナスをなんとかしようとして、銀行から借金を繰り返し
多重債務となり、借入金は私が気付いた時点で総額4000万円。
1ヶ月の返済額は50万近くだった。
そんなヒロの定義はこうだ。
『金を持っている奴は善人・金を持っていない奴は悪人』
『パチンコ・スロットする奴は人間のクズ』
こんな事を本気で言っているヒロがクズなのだが、ヒロはお金を
持っていないと人から相手にされない寂しい奴だった。
お金を見せびらかせば色んな奴が寄ってくる。
それがヒロを勘違いさせた。
『俺は信頼も厚く、人気がある』 と。
だからヒロはお金に依存した。
ヒロはヒロのお金に群がる奴らから格好の餌食にされていた。
銀行のセールスマンにも標的にされていた。
みんなヒロの事を見抜いていたんだと、別れてから気付いた。
本人はいまいち気付いてなかったようだが。
中身の無いヒロ。
本当に寂しい男。