とうとう、背中に大きな入れ墨を入れてしまったヒロ。
バカだとは思ったが、そこまで入れてしまったのなら
色を入れて完成させなくては余計にみっともない。
仕方なく私は認めた。
はっきりは憶えていないが、4~5回ほどで完成した
ような気がする。
そのうち、3回くらいは私が彫師の所まで送り迎えまで
した。
私はヒロの背中の入れ墨を後悔した。
その昔、自分が入れてしまった事に後悔はなかったが
ヒロに入れさせてしまった事はひどく後悔した。
なぜもっとヒロに強く言わなかったのだろう?
なぜもっとヒロを疑わなかったのだろう?と。
どうせヒロはその入れ墨を私以外の女に見せて、どや顔
をしていたのだろう。
本当に救えないバカだ。
こうやって思い出すと、死ねばいいのに・・・って今でも思う。