高校生の頃、ラーメンはごちそうだった。

豚骨ラーメンは家では食べられなくて、濃厚な味わいのスープと、替玉が嬉しくて。

皆で食べに行って、細麺派か太麺派か話したりしてた。

高校は嫌な思い出沢山あるけど、
あの時、ラーメンはとても美味しくて、ごちそうだった。

まだ、「硬めで」なんて、言い忘れる事もあったくらいだ。

今忘れる事はないw

世田谷の、用賀にある百麺、まだあるかな。

豚骨ラーメンが、ごちそうじゃなくなったのはいつからだろう。

入るラーメン屋に、ケチをつけるようになったのはいつからだろう。

千円が、大きなお金じゃなくなったのはいつからだろう。

あの頃の俺は、貧乏でも、美味しいとか、綺麗だとか、悔しいとか、好きだとか、身体中で感じてて、いい感情も嫌な感情も、目一杯溢れ出てた。

今は、傷つくのが怖いのか、それとも傷ついて鈍ったのか、慣れたのか、
大きく感情が動かなくなってしまった。

ラーメンは、ごちそうだった。

戻したい。

ラーメンをごちそうに。

今度百麺行こうかな。


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