夜中に、父殺しの夢をみて起きた。

なんとも後味の悪い夢である。

俺が3LDKの家に引っ越し、
弟2人が遊びにきたシーンから始まる。

何故かそこには生活保護で元気になった父がおり、自分の大きな荷物を置いてセッティングを始める。

『何やってんだ?』
と俺。

父は当たり前のように
『ここで暮らしていいんだろ?』

『ふざけるな』
から始まり、
俺は父を壁に叩きつけ、腹を殴り蹴り、動けなくなったところで袋叩きにした。

そこで父は泣くのである。
俺も心が1/3くらいになる思いだった。

父を愛せない悲しみと、父の申し出を受け入れられない悲しみ、父の図々しさ、厚かましさ、身勝手さへの怒りが、急速に心を圧縮していく感覚である。

俺は、アルコールを飲んでは、涙することさえ忘れ、暴れ、母や弟達に暴力を振るう父をおもいだし、気がついたら父の顔を踏み潰し、引導を渡していた。

残ったのは立ち尽くす俺、という夢だ。

なんとリアルで悲しい夢だ。

我ながら嫌になる。

とりあえず、タバコを一服しよう。

※これは夢のお話です。父は生きており、私は引越し先も知りません。