母から呼び出しがあった。
世話になってるおじさん達が遊びに来るから顔を見せろということだった。
俺は、90%行くのが嫌だった。
母は、誰かの前でこうありなさい、あーありなさいとすごく嫌なことを言う。
俺は、そういうの、すごく嫌いだ。
成績だって、
人に勝つためにあるのが、
本質なのではないはずだ。
昔から母も父も、成績を持ってこさせて、俺を泣かすまで、泣かしても毎年同じことを繰り返した。
俺は、勉強が嫌いだった。
ちなみに今はTOEICで855点を取れるまでになったし、勉強は得意になってきた。
問題は、いつも人だ。
俺は、もともと勉強が得意じゃないが不得意でもない。
自分が必要だと感じて、できるようになると思えばできるんだ。
ただ母も父も、自分の思い通りにさせたいだけ。
母なんか、自分は全然勉強できなくて、やるとすぐ寝るくせに。
俺は、自分の本質を全く無視する親に会うのが嫌だった。
だから今日も会うのが嫌だった。
残りの10%は、産まれた時から、俺たちを見てくれていたおじさんに会いに行かなきゃと思ったこと。
でも、おもてなしできる程金が残っていなくて、どうしようと思って弟に相談したけど、弟も金がない。
全く金に縁がない家系だ。
でも、とにかく行くことにした。
いざとなれば引っ越し費用から出すしかないけど、早くカードの申請しなきゃな、と思った。
行って見たら、おじさん達は快く迎えてくれた。
『ケーキありがとう』と、なんのことか分からないことを言われたが、
『はい』と言っておいたが、なんのことか分からなかった。
母が気を使い、行けるかわからない俺が俺が買ったことにして、ケーキを振舞っていたらしい。
いいとこもあるのか、それとも恒例の外面か、とにかく悪い対応ではなかったと思う。
俺は、母に関しては、このように俺のことを考えてやってくれたと素直に思えない。
自分のためにやったという風に思ってしまう。
このように感じてしまうことは悲しいことだ。
おじさん達と帰ったあと、
家族四人でらーめんを食べに行った。
俺は母のとなりになったが、母は、席代わる?と弟達のそばの席を俺に譲ってくれた。
俺は母と話すのが嫌だった。
母なりにその気持ちを感じてくれたのかもしれない。
母は離れて暮らすようになって、少しだけ変わったかもしれない。
息子に嫌われるというのは、嫌なものなんだろう。
俺はまだ、母を許しきれない。
でもこの先もずっとこういう風に感じて生きるのは、すごく疲れる。
疲れないように、少しだけ努力してみようと思った。
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