新訳Zガンダムを観終わっての感想。

新訳のΖは、個人的にとても好き。

TV版のカミーユは、正義感が強くて、他の人が感じていることを自分の事のように感じてしまう人間として描かれていて、それは良いことであり、また悪いことでもあるという描かれ方をしていた。
具体的には、他人との境界線が濁ることによって、最終的に敵であるパプテマス•シロッコの悪の思念まで取り込んでしまい、物語の最後には精神障害を起こしてしまうという結末に終わった。

カミーユはキレる子、カミーユは現代のキレる子の象徴だ、という一般論も広がっていたらしい。
しかし俺の場合、初めてZガンダムを観た時、カミーユは自分に似ていると思ったw 現代っこですからw
大人が嫌いで、反抗して大人になりきれないとこなんかそっくりな気がしてならなかった。
後で調べたら、カミーユは後に精神障害を起こした作者の分身的存在だったらしい。どこの時代にもいるもんだ、そんな奴が。
つまり、それイコール俺にも当てはまりそうな感があった。でも、俺はオナ禁で救われた。
新訳は、そんな作者が精神障害を乗り越えた後で、もう一度作り直した新しいΖガンダムだ。
気になって仕方なかった。


世間からの評判はあまりよくないが、俺は魅入った。
新訳のカミーユは共感する能力を、プラスの方向に使うことで、人から学習する能力を身に付けた人物として描かれている。そして、何より精神的な繋がりだけでなく、肉体的な繋がりを持つことによって、過度の精神障害を回避する物語の流れは、私自身が精神障害にならない為に採った方法と同じであり、とても共感できた。

新訳とは、その名の通り、カミーユの人生に新しい解釈を加えたもので、人の人生は、物事の受け取り方で大きく変わってゆくことを示している。そしてそのストーリーの流れは、深く理解すれば、きっと人の人生に役立ってくれると思う。ガンダムは大人な漫画だ。レコア少尉の投げ掛けには、深い洞察があった。女には、自分の信念を持って生きることを選ぶ人と、自身の人間としての信念より、女としての信念を選ぶ人もいる。
正しい答えはないだろう。ただ、自分の場合はどうか。そのヒントを、つまり自分自身というのを知るためのヒントをくれる作品に、駄作なんてないのではないか?
劇場版新訳Ζガンダム、素晴らしい作品であった。





iPhoneからの投稿