小学3、4年だったろうか
図工の時間に木彫りの版画をつくった。
私は草むらの中から満月を見上げる構図の絵を彫ることにした。
大きな葉っぱの、架空の植物を描いた。
ちょっと、シック過ぎてつまらない
と思ったのか
メルヘンな感じ?が恥ずかしくなったのか
「この葉っぱ、ウサギの耳ってことにしようかな」
と私は言った。
「おもしろく」しないといけないかな、と
「世間にすり寄ったつもり」の瞬間だった。
(月=ウサギ、という発想がベタで切ない)
お友達が、
「このままの方がいい」
と言ってくれて
版画は「世間にすり寄った作品」になることを免れた。
森の中、陽光射す月桃を見上げていて、
そのことを思い出した。
月桃は、大きく育つと私の背よりも高くなる。
今、月桃の葉越しに見ている太陽の位置に
月が来たら
かつて描いた構図と同じ画が見える。
私はこの葉を、この景色を
とっくの昔から知っていた。
みんな、
ほんとは生まれながらに美を知っている。
自分だけの美の景色を持って生まれてくる。
それを映し出していけばいいだけなのに、
ありもしない世間に迎合していくことを、
学んでいく。
そういう時代が、終わった。
私は、世界の一致を見るのが好きだ。
それぞれに持ってきた
その人だけの美しい景色が音楽が
世界に映し出され鳴り響いているのを
見るのが聞くのが
発狂しそうに大好き❤
これだから、
生きてるのやめられないなぁと思う😍