<時代>
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私の父の死因はALS、筋萎縮性側索硬化症だった。
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近年、三浦春馬だったか?のドラマで取り上げられてたけども、
18年も前のこと、当時は誰もそんな難病を知らず、何じゃいそりゃ!漢字読むのもタイヘンなんですけど、という世界に私は居た。
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病を得たとき、父は既に70を過ぎていたので、闘病期間はそう長くなく、
あれよあれよという間にそれは進行していった。
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彼の最後のほうの様子は
「壮絶」という形容詞を使えるものだったと思う。
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これは看取ろうと実家に戻った私だったが、父と食卓をともにすることができず、よくキッチンに逃げ立ち食いなどし、母に非難された。
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食べないと体力が持たないから彼は、とにかく食べようとする。
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しかし嚥下と言って、飲み込むチカラがなくなっていくので、同時に吐く。
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吐きながら食べる父親と一緒にものを食べることは、私には不可能だった。
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父は最後まで、徒歩数分の距離の会社に、電動車いすでぶぃーんと出勤していた。
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その様子はご近所の皆さんにも感銘を与え、皆、彼を尊敬していたと思う。
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この選挙で国会にALSの議員が出勤することになるという事実を受け。
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そういえばソレ、
あたりまえだよなと思う。
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父は最後まで、働いてたじゃん。
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最後の最後の最後まで、
生きようとしていた。
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病氣でも、生きてた。
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そのあたりまえのことが
今までこの社会では
あたりまえには
為されてなかったし、
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これからは、為されていくんだなと。
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強きも弱きも、
老いも若きも、
病氣も元氣も、
すこやかに生きていていい世界。
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それを、選んでいけるんだなと。
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日本の未来は明るいし、
日本の未来が明るいなら
世界の未来も明るいなと
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素直に思う。
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そういう時代をみることができて、
わたしは嬉しい。