<読んだ本> 『さらば東京タワー』(東海林さだお)




大人になっていろんな人と接するようになると、「若いから、とか、おじさん・おばさんだから○○だ」って決めつけるのは間違ってるんだな、と実感できるようになる。




若くても歳いってても、他人の意見に聞く耳を持って柔軟な思考ができる人がいるかと思えば、頭が固くて自分の明らかなミスさえ絶対に認めようとしない人がいる。年齢がどうのこうのではなく、個人的な資質の問題なんだとわかってきた。




どうせなら、「おぉ、そんな楽しみ方もあったのか♪」って思えるほうがいいし、「あぁ、そういう見方もできるなぁ~」と気づくのも楽しい( ´艸`)




というわけで、この本。東海林さんは実年齢からするとオジイチャンなんだけど、ホント、気が若いというか好奇心が旺盛で、くだらないことを大仰に書いて可笑しみを誘ったりして、読むたびに楽しくなる。




この本で私がイチバン気に入った、というか、”読んでて吹きだす”を久しぶりに経験したのが『狂宴? 天ぷらフルコース』。自分で注文したにもかかわらず、天ぷらばっかり続けざまに出てくることに怒りを感じる心の描写が絶妙(笑)。




それから『相田みつを大研究』も説得力があったと思う(`∀´)




波乱万丈じゃない日々をこつこつ生きていってる中でも、ささいなことを笑いのネタにできる”心の余裕”を、忘れずにいたいなぁ♪( ̄▽+ ̄*)