<読んだ本> 『この国で起きている本当のこと』(辛坊治郎)、『おとな「学問のすすめ」』(齋藤孝)




カープとパートと家事にかまけているので(順不同。笑)、世の中の動きについていけてない自覚があり、辛坊さんが進行役の討論番組を観ようとしたこともある。




が、(最近は観てないので違ってるかもしれないけど)、誰かが意見を述べてる途中で他の出演者がガンガン割り込んできて、はじめの”誰か”が結局どういう考えなのかを聞けないまま、また他の人が自分の言いたいことをベラベラ喋りまくる……という有様で、「あんたたちイイ歳した大人なんだから、人の話は最後まで聞く! 反対意見があっても最後まで聞いてから、自分の意見を言いなさいよ(゙ `-´)/」と腹が立って、社会勉強どころではなく(笑)、断念することとなった(・Θ・;)




この2冊は、図書館で予約して順番待ちしてたのがたまたま同じ時期に借りられたもので、齋藤さんの本が『高い理想を持ってそれぞれが自分を高めていくべし!!』で、辛坊さんのが『見逃されがちなところにこんな事実があるんですよ』という、”理想と現実”みたいな違いはあれど、根っこのところで共通しているなぁ、と思った。





それは『自分の足で立ち、自分の頭で考えることの大事さ』を書いてあるところ。




周りの人にいたずらに流されるのではなくて、しっかりとした判断力を持つこと。




なにか事が起こったとき、周りのウワサ話にふりまわされて必要以上に怯えなくて済むためには、いろんな情報の中から事実を集め、自分の頭で考えて行動する。それまでの知識や知恵の積み重ねも大事になってくる。




辛坊さんの本で、年金についてや原発、農業などについて、知らなかったことをいっぱい知ることができた。説明がわかりやすく、押しつけがましくもなく(それこそ「一人一人の国民が『それではこれからどうするか?』の答えを自ら見つけなくては」というスタンス)、ますます、自分のモノサシをしっかりしたものにしていかないとなぁ、という気になった。




狂いのないモノサシに仕上げられるように。そのために歳を重ねていってるんだからね(* ̄Oノ ̄*)