<読んだ本> 『神さま、そろそろカープに優勝を!』 (迫 勝則)








大阪で生まれ育ちながら子どもの頃からずーっとカープファン、というだけで、私がどれだけ反骨心のある人間かがおわかりいただけるのではないでしょうか。……というくらい(笑)、逆風を受けながらカープを応援し続けてきたため、カープのみんなが身内のように思える今日この頃(ちなみに私の親が広島人というわけでもありません)。








先日のコンサートの帰りに寄った大型書店でもやはり”野球コーナー”に足を運び(近所の書店ではなかなか扱われないので)、平積みになっていたこの本を見つけた♪








数年前に出された『前田の美学~広島東洋カープ 前田智徳』で迫さんを知り、『カープの美学』も読んだ。『前田の美学』は単行本だけでなく文庫本まで持っている。内容が一緒とわかっていても、「前田智徳」と書いてあるとつい手が出てしまうという魔力があるのだ(笑)。








広島人である迫さんは特定の選手だけに肩入れするのではなく、いろんな選手について詳しく書いておられる。感情的にならず客観的事実を多く書き並べておられるなかに、カープに対する深~い愛情がにじみ出ていて、「同類だ~♪(しみじみ)」と嬉しくなった。見解の異なる部分もありながら(笑)。








私も特定の選手だけを応援しているのではなくて、それぞれが自分の持ち味を発揮して(特長はさまざまなんだから)みんなが成長して活躍してほしいと願っている。


出られる選手の数が決まってる以上そんな願いは実現不可能と知ってるけど、でも心底そう思う。








”ごひいき”の選手が怪我や不調で試合に出られない間、「彼が早く戻ってこられますように!」と祈るのと同時に「代わり?に起用された彼が活躍できますように!」と本気で思うのだ。だってその選手もずっと出番を待って努力を積み重ねてきたわけだし、「プロならチャンスを活かさないとね!」とハッパをかけたくなる。「このときのために頑張ってきたんでしょ!」って。キムショーさんってホントにスゴイよねぇ♪








この本にはカープ選手のことだけではなく、「なでしこジャパン」の選手のことや復興についての話も詳しく書かれている。カープのことで頭がいっぱいな私にはとても勉強になる一冊でもある。