日曜日、ついに私はハンドベルデビューを果たしました。
そう、人生初のハンドベル。触るのも聞くのも、全部「初めて」。

きっかけは、音楽の先生の何気ないひと言。
「メンバー足りないので、一緒にやりませんか?」
甘い勧誘じゃなくて今となっては、“巻き込み事故”です?

 

でもその時の私は、軽い気持ちで「いいですよ~」なんて返事をしてしまったのです。
あの時の自分に言いたい。「軽率!」と。そして「後悔は天井知らず」

 

最初の試練:ホームカミングデー
数回の練習後、いきなり同窓会で演奏することに。
といっても“チャイム”だけ。
キンコンカンコン、のやつ。
これは比較的簡単で、なんとか無事クリア。
「意外といけるじゃん自分」と、なぜか調子に乗る。

 

次の試練:教会演奏
しかしその後、先生から爆弾発言。
「次は30日に教会で演奏します」(25日後)
ちょっと待て、聞いてない。素人の私にできる訳ない。

こっちは卒論を書かなきゃいけないし、宗教文化士の試験も申し込んでるし、他の予定も詰まってるし、なにより できる自信がゼロ

練習は火曜と金曜の午後。授業の合間に参加するものの、実質的な練習は4回、当然のこと全然覚えられない。
仕方なく、自宅でペットボトルに1円玉を10個入れ、音が出るようにしてベル代わりに振り回す日々。
我が家のリビングに、妙なシャカシャカ音が響く。うるさいと言われながらも練習は続く。

 

曲ごとの明暗
「荒野の果てに」:ベル2本持ち → 本番2日前にようやく通せるようになる。
「ジングルベル」:ベル3本持ち → 持ち替え地獄。右手左手、もう何が何だかわからない。

前日になってようやく“たまに成功する”レベル。
10回やって3回成功。
明日が本番? 無理無理無理・・絶対無理。

 

本番:悪夢のジングルベル
運命の当日、初めにハンドベルを、そして聖歌隊の順番。1曲目「荒野の果てに」なんとか大きなミスもなく、終える。ほっとする暇もなく、あの「ジングルベル」へ。緊張はMAX。


──やらかしました。

持ち替え3回目を見逃したらしく、その後の音が全部ずれる。
気づいた瞬間、頭が真っ白。観客の「あっ間違えた」と云う雰囲気は十分に伝わってくる。両隣の演者も「何やってんの!」との視線と態度がビシビシ伝わってくる。どうしよう!でも、どうにも出来ない。やってる自分が一番パニック!!! オーマイガー
しかし途中で抜けるわけにもいかず、意味不明な音を出し続ける私。
完全に KO 負け。はい、終了!!


終わった瞬間、関係者全員に平謝り。
姿勢としては、もはや“土下座スタイル”。先ずは、観客。そして、演者、先生、教会の牧師、役員・・・。人生何回目かの敗北感をたっぷり味わい、またひとつ苦い思い出が増えた。

我が人生は悔いだらけ。(石原裕次郎の替え歌) by一郎。

 

そして最近
卒論は提出期限3時間前に滑り込みセーフ。
あの瞬間は魂が抜けるほどホッとした。1年前から準備して、コツコツとやって来たはずなのに、結局最後の1週間は授業も出ず、毎日深夜まで集中。これは良き思い出だ。
やるべき3つのうち、宗教文化士は諦めた。来年再チャレンジだ。

 

しかし衝撃の事実。
次回の演奏会のメンバー表に 私の名前がもう印刷されている。マジか?

逃げ道、なし。

恐怖しかない。

これは、いじめか。
あのジングルベルの悪夢が、夜中にフラッシュバックするレベル。

苦難は続く、どこまでも。