
不慮の事故によりお亡くなりになりました、
ライダーズクラブ編集長で、XR1200のオーナーでもあった、
竹田津 敏信さんのご冥福をお祈りします。
ここ数十年で、自動車の安全面はずいぶん進化しましたね。
ABS、エアバック、衝撃吸収ボディetc・・・
自動車の進化に伴って、その運転も現実感に乏しく、
どんどんバーチャルなものになっている気がします。
快適に移動する鉄の箱。
事故が起きても車が痛むだけ。
あとは保険屋さんにおまかせで、当事者どうしで挨拶もしなかったり。
車体が安全になるにつれドライバーの質も低下してる気もするし。
そもそも二輪が減ってきて、バイク慣れしてるドライバーが減った気もする。
これは自分の反省でもありますが、
あそこからバイクがくるかも知れない、という想定をしなくなってる。
バイクが少なくてその可能性が低いから。
自動車の安全面の進化に比べればバイクなんて昔から何も変わってないと言える。
ABSが進化したって、エアバックが進化したって、
ライダーがむき出しの現実は変わらない。
でも、安全な乗り物になって欲しいわけではなくて、
危険と隣合わせだから楽しいんだよなと。
ここで転んだら少なくとも怪我をする、って思う緊張感がいい。
ゲームの中じゃない、現実を生きている実感。
何を言ってるのかわからなくなってきました。
対向車がセンターラインを割ってくるなんて不運としかいえないけど、
そんなことも常に想定しないといけない程に、
ドライバーの質の低下、深刻なんじゃないかな?
皆さん、くれぐれも事故にはお気をつけください。
帰りを待っている人がいます。