
あまりに寒くなってきたので、本格的なストーブを出すまでのツナギとして
数年前に買って家でデットストックしておいた
アラジンのストーブを引っぱりだしました。
アラジンのストーブはかなり古いものを電気屋さんに譲っていただいて
前から使ってはいたのですが、最新式を使うのは初めて。
対振消火装置なんかついて進化してますが、
基本的な構造は何も変わってないんですね。

そう、基本的にはアルコールランプみたいに、
綿の芯に染み出てくる灯油が燃え続ける、ただそれだけ。
アルコールと灯油、燃料はもちろん違いますけど。

メンテナンスが面倒なのも変わらない。
週一回分解して清掃しろっ!て、昔の人ならいざ知らず、
忙しい現代人にとっては時間と手間のかかる、贅沢な一品となっております。
その上性能が良いわけでもないし。
普通の反射式ストーブのがはるかに暖かいし、今ならボタン一つで点火する
ファンヒーターなんて利器もありますよ。
そんな面倒なモノが何故今まで淘汰されずに生き残ってきたのか???
静かに青い炎を灯している、クラシックなたたずまいを眺めていると
なんとなく理由は分かる気がします。
カタチ、味わい、なんでしょうね。
そんなモノが生き残る、隙のある世の中であってほしいもの。

こちらも昔ながらの大排気量V型2気筒エンジンを積む機械。
エンジンが変わり、車体が変わり、していますが、本質はなにも変わらない。
性能もケシテ良くないのに、いままで生き残ってきたのは何故なんだろう。
やっぱりアラジンと同じような理由なのかな。
しか~し、比べるとこちらは暑かろううが寒かろうが、ボタン一つで点火するし、
今や手間がかからないよう、ものすご~く進化していますよ。
そう考えるともうちょっと頑張って欲しいかなぁ・・・ アラジン。