DVDStylerとは、簡単に動画からDVDに作成できるオーサリングソフトです。DVDStylerを使う時は、エラーが出て書き込み失敗することや、焼き上がったDVDが再生できないことなど、いろいろな不具合があります。
本記事はDVDStylerでエラーで書き込み失敗・DVDが再生できない時の対応策を説明します。

 

パート1:DVDStylerから作成したDVDが再生できない原因

①映像形式を「PAL」に設置した

ソフトを起動する時は、デフォルトでは映像形式が「PAL」になっています。ここで、必ず映像形式を「NTSC」にする必要があります。
現在、世界には、NTSC、PAL、SECAMという3つのテレビ放送規格があります。日本では NTSC規格が採用されていますので、日本のDVDプレーヤーもほとんどNTSCのみに対応したものです。映像形式を「PAL」にする場合は、PCでは再生できますが、DVDプレイヤーでは再生できません。

 

②再生する機器が音声フォーマットに非対応

再生する時に音ズレや音が出ないという音の不具合が出る場合は、再生機器が音声フォーマットに対応していないかもしれません。作成する時には、一番無難なMPEG2の音声やAC3のステレオ48khzの形式にすることをおすすめします。

 

パート2:DVDStylerでエラーが出て書き込み失敗の原因や対応策

①保存先のファイル名に日本語が含まれる

DVDStylerは日本語フォルダや日本語ファイル名には非対応で、出力時に一時保管用ディレクトリまたは保存先ディレクトリに日本語が使われている場合は、「No such file or directory」というエラーメッセージが出てしまいます。保存先を変換して、または保存先のファイル名を英語に変更してください。

 

②ファイル名に全角文字が含まれる

元になるファイル名や、保存先のファイル・フォルダ名に全角文字が含まれる場合はエラーが出てしまいます。必ず半角英数字にしてください。

 

③ボタンの数・色の合計が多すぎる

ボタンの数またはボタンで利用する色数が多すぎると、「Overlapping」というエラーメッセージが出てしまいます。ボタンの種類、または色数を減らしてみてください。

 

④市販・レンタルのDVDのVOBファイルを使う

市販やレンタルのDVDは暗号化されているので、そのVOBファイルはDVDStylerでは読み込むことができません。

 

⑤メニューやタイトルの構成に問題がある

VMGMとタイトルセットに配置されるメニューやタイトルの構成に問題があると、エラーが出ます。必ずちゃんとチェックしてください。

 

パート3:DVDStylerの代わりになるソフト

もし上記の方法に従っても改善がない場合は、他のオーサリングソフトを使うことをおすすめします。ここで、初心者でも手軽に動画からDVDに作成できるソフトを紹介します。
Leawo DVD作成は、任意形式の動画ファイルからDVDディスク、DVDフォルダ、ISOイメージファイルに簡単に作成できるオーサリングソフトです。そのほか、動画のカット、動画の結合、ノイズ除去、ビデオ効果調整、透かし追加、3D効果追加などの編集機能が利用できます。さらに、内蔵のメニューテンプレートもあり、メニューを自由にカスタマイズすることができます。
次に、Leawo DVD作成経由で動画をDVDに作成する方法を紹介します。

Leawo DVD作成の使い方:

・「書き込み」モジュールを起動します。

 

・「ビデオを追加」ボタンをクリックして動画ファイルを追加します。またはドラッグして動画ファイルを追加してもいいです。

 

・編集ボタンをクリックすると、編集機能で動画を自由に編集できます。

 

・ソフトの左下にディスクタイプやアスペクト比を設置できます。

 
・メニューテンプレートからメニューを選択して、背景やBGMをカスタマイズします。
 
・「書き込み」ボタンをクリックします。
 
・書き込み先・ディスクラベル・保存先を設定します。下の「書き込み」ボタンをクリックすると、書き込み作業が始まります。