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誰かが自分のために流してくれたその涙は
その人の血だと思って
だから、もう誰も泣かせてはいけない
自分自身も
誰かが血を流していたら
その血はその人の涙か
その人が傷ついたがために泣く人の涙だと思って
だから、もう誰も傷つけてはいけない
自分自身も
君が泣く時は
その涙、僕が拭うから
君が傷ついた時は
その血、僕が止めるから
僕はいつだって君の味方だけど
君にはそう思えないかもしれない
だから君だけは君の味方でいて
君自身を傷つける権利なんて
君にもないんだから
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塞がった傷口に
なぜか痛みが居座り
意識がそこに集束する
そこに傷はない
過去にあった傷はもうない
だからこの痛みは贋物だ
そう言い聞かせることを繰り返す
けれど聞き分けのないこの体は
飽きずに痛みを訴える
古傷は痛むものだとかいう理由など認めない
乗り越えたはずの傷の生存など認めない
だから必死に笑顔で取り繕い
脳内麻薬の分泌を切に願う
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