2回目の化学療法が終わり、4月30日退院しました。
5月に入り、胃カメラやPET-CTなど検査をこなしながらも仕事は休職のままだったので、友達や職場の人たちと会う機会が増えました。
ランチに行ったり、遊びに行ったり、夜飲みに行ったり・・・
特に楽しかったのは、BBQ♪
といっても、ホテルのお庭でホテルの方が焼いてくれて、お酒も入れてくれてといういたれりつくせりなBBQ
BBQ好きに、そんなもんBBQちゃうわ！！
って怒られそうですが。
T先生の家族や友達のAちゃん家族、以前勤めていた病院の先生や、先輩や同期も集まり、ワイワイと楽しいBBQパーティーになりました。
ホテルの最上階でやったので、夜には夜景がキレーイ☆
O先生は、私の生まれ年（1983年）のワインを買ってきてくれました。ありがとうございます。
味は・・・
しょーじき・・・
酔っぱらっていたので覚えてません！
でも、色んな人の思いが入っていたので
きっと
おいしかったんだと思います。
そんな美味しいものを食べ
ベストウェイトに仕上がった私。
いよいよ手術の日がやってきました。
6月2日（木） 入院
入院してから毎日友達が面会に来てくれ、私と一緒にいてくれました。
おかげで、手術の不安や恐怖もほとんどなくなりました。
手術日は6月7日（火）
前日には手術の説明がありました。
主治医のN先生
「びーたんさんの場合、胃全摘・膵臓部分切除・胆嚢切除と広範囲切ることになります。
手術時間が長くなるかもしれません。」
とのこと。
術創に関しては、まだ年齢も27歳ですし、一応女子なので
形成外科の先生に縫合をお願いしました。
とっても細かく縫ってくれるので、傷跡がキレイかなと思ったのです。
（この後、せっかく縫った傷を開けることになるんですが、その話はまた今度で）
縫合してくれるのは形成外科のS先生
S先生は、以前一緒に働いたことのある先生。
技術面はもちろん、人間的にもとても素晴らしい先生だったので安心しておまかせすることが出来ました。
そして、先生からの説明が終わり、夕食の時間になりました。
つまり
胃のある最後の晩餐。
私の仕打ちにも耐え
いや
耐えきれないから不良少年のように暴れてしまったのです。
なんで、いい子にすることが出来なかったのかしら？
反抗期？
もっとあなたには、色々なお酒を・・・
いやいや。
色々な美味しい味を教えてあげたかったのに・・・
でも、そんな不良に育て上げたのも、私の食生活の乱れが悪いんです。
誰も責めることはできません。
そして、胃袋にお礼を言うべく、私が最後の晩餐に選んだのは
病室でも食べれると考慮して（考慮なんかしたことなかったのにね。）
選んだのは・・・
鰻
でした。
あとからやってくる妹と弟にお願いしました。
うな重♪うな重♪と楽しみに待っていると・・・
買ってきました！
鰻のかば焼き 1パック
えっ？まるごと一匹？？？
見た瞬間、家族で大爆笑！！！
完全に狙ったね。
最後の晩餐が鰻の丸ごと一匹かば焼き！
結局、みんなでかぶりつきました。
びーたんらしいなと、しみじみ思いました。
27年間、私の食生活を支えてくれた胃袋さん。
ほんとうにありがとう。そして、おつかれさんでした。
そんな手術前日もあっという間に過ぎ
いよいよ手術当日を迎えることになりました。
久しぶりに闘病記を書きます。
だいぶさぼってましたね・・・
手術前に化学療法を行うことが決まりました。
第1回目
3月15日 TS-1内服開始
3月22日 シスプラチン投与
抗がん剤を内服する前に、薬剤師さんが来て、薬について色々と教えてもらいました。
副作用は吐き気が一番出やすいそう。でも最近最強の制吐剤が出たみたいで、そこまではオエオエならずに済むかもしれないとのことでした。
あとは、TS-1の副作用で色素沈着があるみたいで、主治医（内科はO先生）も日焼けしないように日焼け止めを塗るなどの対策をとれと。
TS-1を飲み始めましたが、特に大きな副作用もなく
シスプラチン投与も吐き気などの消化器症状もなく
そして、順調すぎて一旦退院することに
久しぶりのシャバだぜ・・・
しばらく自宅療養して3週間後再度入院です。
そしてあっという間に（え？早っ。というか、昔過ぎて思い出せないだけ。つまり忘れた。）
2回目の入院です。
第2回目
4月19日 TS-1内服開始
4月26日 シスプラチン投与
今回も大きな副作用もなく
無事、2回の化学療法を終えました。
そのあと、胃カメラを受けたり、PET－CTを撮ったりと術前評価に必要な材料集めをせっせとやっていた訳なのですが・・・。
術前の準備といえば
心の準備だけではないのです
それは・・・体重を増やすこと
病気が分かるまで泣かされていた胃痛もまったくなくなり、代わりにドドーーーンとやってきた食欲ってやつ。
食欲の秋といいますが、びーたんの場合は日本の美、四季というものがなく、常に『食欲の秋』だったのですね～。
胃癌というカテゴリーが脳内にインストールされた瞬間に食欲のネジがぶっ飛びました。
食べたい！！！という欲求が時間・場所関係なく襲ってくるのです。
27歳女子、やっぱり体型とか気にせなあかんやん。
あかんやん。
でも、今はいいやん。
ハハハ・・・
負けましたぁ～。負け続けましたぁ～。食欲というやつに。
周りも、ダイジョーブ♪ダイジョーブ♪って言うんですもの。
胃切ったらどっちみち太らんしな。
なぁーんて自分に言い聞かせ。
自宅に帰った時も入院している時も
食べたいものをとことん食べる！！！
をモットーによく食べました。
そんな話を聞いたお友達は病室に
なんと！
ケンタッキーフライドチキンをもってきたー！！
グッドタイミングで病室にやってきた知り合いのT先生
「先生も食べよう！」
病室中ケンタッキー臭
パーティーやぁ～♪
時には、ラーメン
時には、たこ焼き
時には、焼き鳥
と。
まぁ・・・。
こんな生活ばかり送っていたらそりゃ・・・
体重は、50㎏→56㎏へ増量成功
フッ・・・
太るぞ！と思って太っているのでいいんです。
が・・・
今、思えば食いすぎたなと反省しております。
が！
この後の術後の絶食に耐えれたのも蓄えていたからなのかなと
思いたい。
のは、私だけでしょうか？
