10/21講義まとめ
スマートフォン普及と課題
今回の講義では、スマホがどう普及していったのか、スマホの機能の変化、これから
どうなっていくのかなど様々なお話をうかがった。
スマホが誕生した当時はすぐに乗り換えずにガラケーにこだわる日本人が多かった。
実際に私の両親もガラケーの方がいいといってなかなかスマホに乗り換えずに
ガラケーをずっと使っていた。まずガラケーとスマホの違いはどこにあるの
だろうか。
これは先生がまとめてくださった資料である。機能の面ではスマホにすることで
かなり便利になるがガラケーの方がコンパクトで持ち運びやすいかもしれない。
なぜ日本でガラケーが人気なのかというと、「日本人はリズムが非常に早い生活を
送っている。電車では片手で吊り縄を握り片手でメールの返信をしている。そのため
片手で操作できるかが生活の効率に大きく影響。」「日本人は個人のプライバシーを
非常に重視する。折りたたみ式携帯では大切な情報は開かないと見えないこの
デザインが日本人に安心感を与えている。」などという理由があるそうだ。
謎のプライドを持っていて自分はガラケーがいいんだと心に決めている人も多く
感じる。このような意識が日本が世界においていかれてしまう原因にも繋がると
思うので新しい技術を常に取り入れていきたいという意識が日本人には必要なのでは
ないか。
そしてスマホのシェアの多くはiPhoneとandroidである。この二つのスマホの
違いとしてまずアプリの多さが挙げられる。
このように現在はiPhone内のアプリ数を越してandroid内のアプリ数がトップに
なっている。その理由としてはandroidにはアプリの審査がなくどんなアプリでも
登録できる。そのためどんどんアプリが登録され、スマホで色々できた方がいい
という人がandroidに乗り換え、ユーザーが増える。ユーザーが増えることで
使う人が多い方にアプリを登録したいと考えるのでまたさらにアプリが増えていく、
というように登録数が増えていったのだ。しかし、どんなアプリでも登録できる
ことで、悪質なアプリも入って来やすい。そのためセキリュティアプリを
インストールすることは必須である。反対にiPhoneはアプリ審査が厳しい。
アプリ数はandroidより少ないが信用度は高いと言えるだろう。そのような理由も
あり、androidは世界のシェアトップの座を握っている。
世界を見るとandroidのシェア率の方が大幅に上回っているが、日本ではiPhoneを
使っている人が多く感じる。
実際に年代ごとに見てみると若い女性がiPhoneを非常に好んでいることがわかる。
確かに私もiPhoneを使っているし、周りの友達もほとんどiPhoneだ。
それはなぜなのかと考えると、個人的な意見としては若い女性は機能性よりも
見た目を重視しているからなのではないか。 iPhoneの方がかっこいい感じがする。
iPhoneというブランドに惹きつけられているのではないか。
また人のスマホを使うときの動作の調査により、スマホ本体の形やウェブサイトの
デザインもできるだけ無駄がないように進化していっている。
このように多くの人がスマホを片手で持って右手の親指でタップしている。
そのためスマホの電源ボタンが以前まではてっぺんについていたものが現在では
横に移動している。また、右側面にメニューを持ってきたスマホも登場している。
しかし画面の大型化により、左手で持ち右手でタップする人も増えて来ているため
そうした人たちへの対策も必要になって来ている。またサイトのデザインとしては
タップするところが小さすぎると指が太い人にとっては押しにくい。ある程度の
大きさはなければならない。それから、押せるボタンなのかそうでないのかという
点だ。パソコンだと押せるボタンの上にカーソルを置くと矢印マークから指マークに
変わるためわかりやすい。しかしスマホだとそうはいかないので一目見てこれは
ボタンだとわかるようにしなければならない。そのためにボタンに立体感を出す、
他と色を変えて目立つようにする、指のマークをあらかじめつけておく、などの
対策が挙げられる。このように、あまり気にしていない人も多いと思うが、人が
どれだけストレスなくスマホの操作ができるか調べて、人の行動の変化とともに
進化していっているようだ。
これからもスマートフォンは驚くような変化を見せるのだろう。数年前と比べると
かなり画面が大きくなって来ているのがわかる。そのためApple Watchや子機との
併用や、画面を大きくしすぎても邪魔なので再び二つ折りになるのではないかと
考えられている。大画面で動画などを見たい時もあるが、ちょっと検索したり
持ち運んだりするときには小さい方が便利だ。これからどんな進化をするのか
とても楽しみではあるが、どんどん便利になっていく機械に乗っ取られないように
気をつけていきたいなとも思った。