フルリノベーション・断熱改修中のこちらの現場。

 

今回は、外部にも硬質断熱ボードを付加断熱として施工しておりますが、内断熱が主の断熱材として考えています。

 

外壁内側面には、グラスウール24Kの断熱材を施工しております。この施工方法が一番重要です。仕上がってしまえば見えなくなってしまいますので、この時点でしっかりと確認が必要です。

 

隙間はないか?

電線が入る部分で、欠損は起きないか?

既存ホゾ穴にもしっかりと断熱材を施工しているか?

 

温熱環境学の正しい知識がない施工者ですと、断熱材が入っていればいい。詰められるだけ入れればいい。

 

という認識で、おろそかになってしまう非常に危険な工程部分です。弊社の大工さんは、その点をしっかりと勉強しておりますので、新築の場合は外断熱で施工していますが、今回のような内断熱材の施工もしっかりと対応可能です。

 

 

最終確認をして、気密用のシートを施工します。

 

これにより、限りなく断熱欠損が少なくなります。

 

 

天井の断熱も完了しました。

既存小屋組形状を確認した際に、設計上予想していた断熱方法を取ることができなく、現場にて変更。

熱交換換気のダクト経路など、いろいろな絡みがあるため、現場と設計で一緒に最善の方法を見つけ出します。

天井も断熱欠損がないように、グラスウール24k200ミリを施工し、どうしても既存の梁が出てきてしまう部分が、断熱欠損してしまう可能性があるので、硬質ボードで付加断熱を施しました。これにより、むしろ予定していた施工方法よりも、断熱が強化され、お客様にとっては良い変更になりました。

リフォーム工事は、予期しない事も必ず起こりますので、その都度しっかり考え、対応させていただいております。

私達にとっても、新しい発見が得られる、大切な学びの場でもあります。