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第1983篇:インドから一時帰国休暇中の旅・「サンフランシスコ交響楽団」(28)

ナチスのヒトラーに次ぐ地位にあったヘルマン・ゲーリングは富裕な家庭の出であったことから、貴族的な豪奢趣味を好んだ人物だったといいます。


その嗜好の一つが美術工芸品のコレクション。彼の美術品収集のターゲットにされたのはユダヤ人富裕層。


それは、ユダヤ人所有であれば問答無用で奪い取ることができたからです。その最大の被害者はユダヤ系銀行家貴族のロスチャイルド家。フランスの芸術作品など莫大な数の美術工芸品の所蔵者だったのです。(続)










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サンフランシスコの米国聖公会・グレース大聖堂(Grace Cathedral)









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打ちっぱなしの鉄筋コンクリート構造であるものの、美しい仕上げを引きだしている。







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第1982篇:インドから一時帰国休暇中の旅・「サンフランシスコ交響楽団」(27)

サンフランシスコにある米国聖公会・グレース大聖堂(Grace Cathedral)正面玄関に設置されている「ギベルティのドア(Ghiberti Doors)」と呼ばれる芸術性の高い重厚な門扉に目を奪われ、放っておけなくてその謂れを調べると、ヘルマン・ヴェルヘルム・ゲーリング(1893年生‐1946年没)という人物に繋がりました。


ナチスドイツを率いたヒトラーの後継者に指名されるほどの高名な政治家で、ナチス政権下のドイツ軍におけるNo.2の人物だったのです。


彼の政治家そして軍人としての話はさておき、美術工芸品のコレクターとして、その地位を利用し、価値ある数多くの作品を収集します。(続)










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サンフランシスコの米国聖公会・グレース大聖堂(Grace Cathedral)御堂に設置されているパイプオルガン。










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パイプオルガンの配列が正面と左右に分かれている。その右側のストップ(パイプの並び)。







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第1981篇:インドから一時帰国休暇中の旅・「サンフランシスコ交響楽団」(26)

数セット制作されたレプリカの一つをイタリアの戦争記念館設立の展示品にとの計画があったものの、記念館そのものの建設が資金難で頓挫。


そのレプリカをサンフランシスコの資産家で慈善家のC.D.フィールド氏が購入し、地震でカテドラルが崩壊した後、新しく建造中だったサンフランシスコのグレース大聖堂(Grace Cathedral)正面玄関のドアとしたのです。


因みに、オリジナルの扉「天国への門(The Gates of Paradises)」は修復されて、イタリア・フィレンツェにあるカテドラル関連の美術工芸品を集めた博物館が所蔵。そして、オリジナル扉があったサン・ジョバンニ洗礼堂には、そのレプリカが設置されているそうです。(続)










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サンフランシスコの米国聖公会・グレース大聖堂(Grace Cathedral)内部。










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鉄筋コンクリート造りとはいえ、アーチ状の梁も美しく仕上げられている。







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