ある方がXのポストで聖域にある御神木の根元に大量の塩が撒かれていたことを報告していました。同じような事は東京都西東京市の尉殿神社でもあったそうで、神社側が事実を公表し警告を発していました。御神木や境内に大量の塩を撒く行為の意図は明確には分かりませんが、中途半端な知識で塩の浄化機能を使った何らかの呪的な行為をしたのかも、というのが大方の見解のように思います。

 

 実際に、訳の分からないスピ系の仕業なのか、嫌がらせなど一定の意図を持った確信犯の行為かの判断はつきませんが、神木や境内で許可なく塩や米などを撒く行為は何等か宗教的意図があったとしても、管理者の管理権を侵害する行為であり、加えて神木に塩害を与える行為も違法行為。客観的に、米や塩などを廃棄物とみれば、行政が指定する所定の場所以外での廃棄物の廃棄を禁じる各種法令にも抵触し、場合によっては刑事罰の対象にもなります。

 

 境内を無闇に穢す行為は、掃除をする管理者側の迷惑になるだけでなく、靈的にも悪しき業を積むだけで、厳しい御眷属のいるところでは神仏罰という怖い結果もあり得ます。御神靈への非禮に端を発して御眷属が罰する神佛罰は一旦発動すると解くことが難しいと言われます。佛の顔も三度までと巷間いいますが、厳しい御眷属は一発アウトが多く、尚且つ中々許しません。当該寺社で習俗的に許容され管理者も同意している特殊な場合を除き、寺社聖域内では禮拜以外は、何も足さず何も引かず(何かを撒いたり埋設したり等せず、境内のものは石一つであっても持ち帰らない)が一番です。再拝