地球は温暖化? 寒冷化? | 新地球人の常識

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今までの常識の延長線上に「明るい未来」はないみたいです。
今はまだ土の中にある新しい考え方(生き方)の「種」が,
もうすぐ「芽」を出して新しい常識になるでしょう。
こんな「種」や「芽」について語ります。

昨晩(10月13日)の9時、NTVで「デーアフタートゥモロー」という映画が放映されました。私は昨日で3度目の鑑賞です。映画はあまり好きではないので劇場で見ることはほとんど無いのですが、不思議と気になる映画というのがあって、思い出すたびにDVDやTVの再放送で見ることになります。

 

この「デーアフタートゥモロー」という映画は2004年に公開されたやや古い映画なのですが、最初に見たのはTVの放映でした。いつだったかは覚えていません。この映画は地球に氷河期が来るという恐ろしい映画なのですが、最初に見た時に「これは事実かもしれない」と直感的に思ったのです。大西洋の海洋の一部で温度が急低下するところがあって、それが原因で急激に寒冷化が起きるというストーリーです。

Indeep

 

この当時は既に地球温暖化が声高に叫ばれていて、アメリカ副大統領だったアル・ゴアが2年後に有名な「不都合な真実」という地球温暖化を訴えるドキュメンタリー映画を公開する準備をしていたときです。マスコミも化石燃料による地球温暖化を盛んに叫んでいました。世の中全体が地球の未来は温暖化と信じているような気がします。

 

私は太陽の黒点の数の変化から、地球温暖化を疑っていて、むしろ地球は寒冷化して小氷河期が来ると思っていましたし、今もそう思っています。ですのでこの映画を見た時に同じように予想している人がいると驚いたわけです。

 

実は地球の温度はゆっくりと上下していて、縄文時代は今よりも温度が高くて、縄文時代の日本の中心地は北東北から北海道にかけてでした。反対に温度の低い小氷河期は、一番最近だと1645年~1715年にかけてで、世界中で農産物の生産が低下して、飢饉や伝染病の流行がありました。日本でも東北の飢饉がひどく、人肉を食べたという記述もありました。寒冷化の1つの要因に、火山の爆発による噴煙で太陽光線が遮られるということもあります。

 

ここ長い間、地表面も海洋面も温度が上昇しているのですが、海洋面の温度が上昇して北極・南極の氷が溶けて、無塩の真水が大量に海に注がれることで、海流の循環が途絶えてしまい、海洋の一部分に温度の低いところが現れて、それが原因で急激な大規模低気圧が起きて北緯40度ぐらいよりも北側の土地が氷河に襲われると映画では言っています。

 

2004年頃にはあまり実現しそうもない前提条件のように見えたのですが、それから13年経って、映画が予想したことが実現しているように思えます。今年の7月には東京都ぐらいのサイズの南極の氷河がひび割れして海に流れ出ました。

Gigazine

北極の氷の面積も毎年最小になっています。日本でも真冬に東北や北海道で急激に大型の低気圧が発生して、夏の台風のような被害を起こしています。この映画のような前提条件が起きています。温暖化している地球もあることをきっかけに小氷河期のような寒冷化を迎えるリスクがあると思ったほうが良いような気がします。