黒執事二次小説・ホワイトデー特 別企画・シエリジ・ふぉ~いん・ら ぶ その3 | H4ー2 OTAKU日和

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愉しいヲタク L I F E



「……お嬢様!!」

「……お嬢様?!」

「え?!」

「ファントムハイヴ家に到着致しま したよ。」

エリザベスがほうけている間に、い つの間にか屋敷に着いていた。

外を何気に見ると、目の前に立つシ ルエットにハッとする。

慌てた形相で馬車から降りると、身 体が硬直してしまった。

「ようこそ、いらっしゃいました。 レディ、エリザベス。」

「……セバスチャン。」

うっすらと微笑み、優雅なたたずま いを見せる、ファントムハイヴ家の 執事。

「坊ちゃんがお待ちでございますの で、ご案内致します。」

一礼をすると、二、三歩先に歩きだ し、ふと、後ろに居るエリザベスの 方を振り向いた。

「……??」

無言で、彼女をジッと見るセバスチ ャンを、恐る恐る見上げた。

「レディ、エリザベス。今日は何か 、緊張しているようですが、どうか なさいましたか?」

「え……?……何でも無いわ。」

「そうでございましたか。失礼致し ました。私の思い違いのようでござ います。」

セバスチャンは再び一礼をして、二 、三歩、先を歩きだした。

一挙に緊張感が抜けたのか、深い溜 め息をもらすエリザベス。

その後ろを歩くポ-ラは内心、かな りヒヤヒヤしていた。

お嬢様に私の気持ちを告げるのは、 やはり、早過ぎたかしら……。

何か、悩ませてしまっているようで すし……。

エリザベスとポ-ラの周りには、異 様な暗い空気が渦巻いていた。

その④へ続く



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